メールマガジン労働情報 No.1545

■□――【メールマガジン労働情報/No.1545】

就職氷河期支援プログラムの実行に向けて議論/経済財政諮問会議 ほか

―2019年11月29日発行――――――――――――――□■

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  本号の主な内容
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【行政】就職氷河期支援プログラムの実行に向けて議論/経済財政諮問会議 ほか
【統計】10月の完全失業率2.4%、前月と同率/労働力調査 ほか
【労使】働き方改革とエンゲージメントを高める取り組みをセットで進めることが必要/経団連 ほか
【動向】「同一労働同一賃金」について知っている派遣社員は28%/民間調査 ほか
【企業】テレワークを中心とした「スムーズビズ」を実施/大京グループ
【海外】障害者が将来的な仕事の世界に加わるためには新たな行程表が必要/ILO新刊
【法令】労働関係法令一覧(2019年10月公布分)
【イベント】講演会『働く障害のある方の「高年齢化」を考える』パート2/千代田区障害者就労支援センター

※本号の記事見出し・リンク先一覧です。
https://www.jil.go.jp/kokunai/mm/list/mm20191129.html

【JILPTからのお知らせ】

☆東京労働大学講座特別講座 受講者募集中!

テーマ:「変容する日本型雇用システムと法制」
講師:JILPT研究所長 濱口 桂一郎
日時:2019年12月20日(金曜)15時~17時
会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター ホール3A

テーマ:「現代日本の労働法政策―働き方改革と未来の展望―」
講師:JILPT研究所長 濱口 桂一郎
日時:2019年12月23日(月曜)15時~17時
会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター ホール3A
https://www.jil.go.jp/kouza/tokubetsu/index.html

◇『ユースフル労働統計2019―労働統計加工指標集―』を刊行しました!

 本書は、複数の労働統計を組み合わせて新しい統計指標にした、雇用・賃金等
労働市場の動向を見るための資料集です。
【A5判370頁 定価:1,500円+税、11月29日刊行】
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2019/index.html

◇『日本労働研究雑誌』2019年12月号発売中!
 [特集]アクティベーション政策の動向と実際
https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2019/12/index.html

◇『ビジネス・レーバー・トレンド』2019年12月号発売中!
 「ものづくり現場の技能継承」
https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2019/12/index.html

☆任期付研究員の募集について(2020年度採用)

 労働政策研究・研修機構では、任期付研究員を募集します。
応募書類の提出期限は2020年1月6日(月曜)必着です。
https://www.jil.go.jp/information/koubo/kenkyuin/2019/08.html

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【行政】
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●就職氷河期支援プログラムの実行に向けて議論/経済財政諮問会議

 政府は27日、2019年「第12回経済財政諮問会議」を開催した。議事は
「就職氷河期世代支援プログラムの実行に向けて」など。配布資料では、
「予算において必要な措置を講じ、就職氷河期支援プログラムの具体化・
加速化を図るとともに、それが、他の年齢層、未来世代も含めた他の世代にも
役立つ仕組みとなるよう、取組を展開していくべきである。」としている。
また、「就職氷河期支援プログラムの実行に向けて(参考資料)」では、
JILPTの調査結果が紹介されている。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019r/1127/agenda.html
(就職氷河期支援プログラムの実行に向けて)
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019r/1127/shiryo_03-1.pdf
(就職氷河期支援プログラムの実行に向けて(参考資料))
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019r/1127/shiryo_03-2.pdf
(調査結果、資料シリーズ No.217)
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2019/217.html

●人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と健康に関する検討とりまとめ骨子(案)を公表/厚労省

 厚生労働省は27日、「第4回人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と
健康に関する有識者会議」を開催し、「報告書骨子案」を公表した。骨子案では、
働く高齢者をめぐる安全と健康に関する現状と課題を明らかにしたうえで、
「高齢者が働きやすい職場環境を実現するため、労使の取り組みを促進する
ためのガイドラインを取りまとめることが適当である」などとしている。
また、骨子案の「高齢者の身体機能や健康状況」では、JILPTの調査結果が
紹介されている。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08062.html
(報告書骨子案)
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/jinsei100_4_1.pdf
(調査結果、調査シリーズ No.135)
https://www.jil.go.jp/institute/research/2015/135.html

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【統計】
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●10月の完全失業率2.4%、前月と同率/労働力調査

 総務省は29日、2019年10月の「労働力調査(基本集計)」(速報)を公表した。
完全失業率(季節調整値)は2.4%で、前月と同率。完全失業者数は
164万人(前年同月比1万人増)で、2カ月連続の増加。就業者数は6,787万人
(同62万人増)、雇用者数は6,046万人(同50万人増)で、ともに82カ月連続の増加。
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html
(概要)
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf

●10月の有効求人倍率1.57倍、前月と同水準/一般職業紹介状況

 厚生労働省は29日、「一般職業紹介状況」を公表した。2019年10月の有効求人倍率
(季節調整値)は1.57倍で、前月と同じ水準。正社員有効求人倍率(季節調整値)は
1.13倍で、前月と同じ水準。新規求人倍率は2.44倍で、前月に比べて0.16ポイント上昇。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00026.html
(報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/000571360.pdf

●就業・社会参加活動状況などを調査/中高年者縦断調査

 厚生労働省は27日、第14回(2018年)「中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する
継続調査)」結果を公表した。同調査は、2005年10月末に50~59歳であった全国の
中高年者世代の男女を対象に毎年実施しているもの。第1回から第14回調査まで
集計可能な1万8,213人を集計、調査対象者の年齢は、63~72歳となっている。
第1回調査時(52~59歳)に「65歳以降仕事をしたい」と答えた者で、第14回調査で
「仕事をしている」のは、男の「65~69歳」で66.2%、「70~72歳」で54.5%、
女の「65~69歳」で54.1%、「70~72歳」で44.8%。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/chukou19/index.html
(報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/chukou19/dl/houdou.pdf
(概況)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/chukou19/dl/gaikyou.pdf

●職場での育児休業制度の利用、10年前に比べて利用しやすい雰囲気に/成年者縦断調査

 厚生労働省は27日、第7回(2018年)「21世紀成年者縦断調査(2012年成年者)」
結果を公表した。同調査は、2012年10月末に20~29 歳であった全国の男女
(及びその配偶者)を対象に毎年実施しているもの。この5年間に子どもが
生まれた夫婦について、出産前に会社等に勤めている妻の職場の育児休業制度
の利用にあたっての雰囲気をみると、「利用しやすい雰囲気がある」と答えた割合は、
2012年成年者(69.6%)の方が2002年成年者(56.3%)よりも高くなっている。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen20/index.html
(報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen20/dl/houdou.pdf
(概況)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen20/dl/gaikyou.pdf

●10月生産は前月比マイナス4.2%と大幅な低下/10月鉱工業指数

 経済産業省は29日、2019年10月の鉱工業生産・出荷・在庫指数(速報)を
公表した。生産指数(季節調整値)は98.9で、前月比4.2%の低下。低下幅は、
2018年1月の前月比4.2%以来の大幅な低下。基調判断は、「生産はこのところ弱含み」
から「生産は弱含み」に変更。
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html

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【労使】
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●働き方改革とエンゲージメントを高める取り組みをセットで進めることが必要/経団連

 経団連は25日、定例記者会見における会長発言要旨を発表した。春季労使交渉
について、「現下の日本の最大の課題は、生産性向上である。重要なことは
計算式の分母となる労働時間を圧縮するだけではなく、分子となる付加価値を
高めることだ。そのためには、働き方改革とエンゲージメント(やる気)を
高める取り組みをセットで強力に進めていくことも必要である。これは、
ジョブ型やメンバーシップ型といった様々な雇用の下での働き方そのものの
議論にもつながっていく。春の労使交渉は、こうした問題も労使で議論する場
にしたい」としている。
http://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2019/1125.html

●「2019年度規制・制度改革に関する意見」を提出/日商

 日本商工会議所は25日、「2019年度規制・制度改革に関する意見」を
規制改革推進会議に手交し、関係各方面に提出したと発表した。
意見書は、「人手不足対策」「生産性向上」「起業・創業、事業承継」「地方創生」
に資する取り組みを後押しする規制・制度改革などが必要だとし、喫緊の課題で
は、高度プロフェッショナル制度の活用促進や企画業務型裁量労働制の対象業務
拡大などをあげている。
https://www.jcci.or.jp/news/jcci-news/2019/1126150000.html
(意見書)
https://www.jcci.or.jp/cat298/2019/1018110000.html

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【動向】
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●「同一労働同一賃金」について知っている派遣社員は28%/民間調査

 エン・ジャパンは25日、派遣社員を対象とした『「同一労働同一賃金」意識調査』
結果を発表した。「同一労働同一賃金」という言葉を知っているか尋ねたところ、
「知っている」は28%(対前年比5ポイント増)、「知らない」は72%。待遇の差
において、納得できる理由は、「仕事への責任の重さ」(69%)、「仕事内容の違い」
(63%)、「役職の有無」(40%)など。
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/20428.html

●1カ月の平均残業時間は24.9時間/民間調査

 パーソルキャリアは25日、20~59歳を対象とした「残業時間ランキング2019」
を発表した。1カ月の平均残業時間は24.9時間。平均残業時間が少ない
職種は、「美容関連職(理美容/エステ/マッサージ)」(10.3時間)、
「営業事務・アシスタント」(11.1時間)、「生産・製造・プロセス開発
(医療系)」(11.4時間)など。多い職種は、「設備施工管理」(41.6時間)、
「建築施工管理」(36.7時間)、「食品/消費財メーカー」(35.9時間)など。
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2019/20191125_01/

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【企業】
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●テレワークを中心とした「スムーズビズ」を実施/大京グループ

 大京グループは21日、25日から29日までの一週間をスムーズビズ実施期間と定め、
一都三県にてテレワークを中心としたトライアル勤務を実施すると発表した。
実施施策は、テレワーク、時差出勤(フレックスタイム含む)、会議無し週間、
物流削減(購買システム原則発注停止、社内便・請負業務の利用制限)としている。
https://www.daikyo.co.jp/news/dev/files/20191121.pdf

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【海外】
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●障害者が将来的な仕事の世界に加わるためには新たな行程表が必要/ILO新刊

 ILOは21日、新刊書「障害者を包摂した仕事の未来へ」を刊行した。報告書では、
障害者を仕事の未来に含むために必要なカギを握る目標として、「新たな就労形態
や雇用関係に障害者包摂の視点を組み込むべきこと」、「経済の成長分野及び開発
分野へ障害者を含むさらなる措置が必要なこと」など5つ挙げている。また、障害
者を包摂した仕事の未来を達成するには、社会的保護制度が重要な補足要素であるとしている。
https://www.ilo.org/tokyo/information/pr/WCMS_730762/lang--ja/index.htm

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【法令】
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●労働関係法令一覧(2019年10月公布分)

https://www.jil.go.jp/kokunai/mm/hourei/201910.html

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【イベント】
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●講演会『働く障害のある方の「高年齢化」を考える』パート2/千代田区障害者就労支援センター

 千代田区障害者就労支援センターは12月23日、講演会『働く障害のある方の
「高年齢化」を考える パート2~人生100年時代の働き方~』を千代田区で
開催する。障害のある方の加齢・高年齢化の状況と、それに対応して働き続ける
ための取り組みや課題について学ぶ。参加無料。要事前申込。手話通訳、要約筆記有。
https://www.mm-chiyoda.or.jp/events/2019-11-20/10390