タイトル:グローバル化するアジア経済に求められる「高度な人材」の展望
を探る!
〜国際ワークショップ「アジアにおける人の移動と労働市場」を
東京で開催〜
発 表:平成10年1月23日(金)
担 当:労働省職業安定局外国人雇用政策課 電話 03-3593-1211(内線5766)
03-3502-6273(夜間直通)
日本労働研究機構研究調整部 電話 03-5991-5165(直通)
日本労働研究機構(JIL)主催、労働省、経済協力開発機構(OECD)及び国
際労働事務局(ILO)の後援により、標記ワークショップを本年1月29日(木)、
30日(金)の両日、東京都内で開催する。国内外の専門家の参加を得て、激動する
アジア経済の中での労働者の移動を中心とした各国の労働事情につき、情報交換・研
究交流を行うことを目的として、毎年開催している。今年で4回目。
東・東南アジア地域においては、急速な経済発展とともに、国際的な人の移動も活
発化している。このため、これらの地域を中心とした経済発展、労働市場、特に人
の移動の現状及び政策についての情報交換・研究交流を主たる目的として、1995
年から毎年1回国際的な人の移動と労働市場に関する国際ワークショップを開催して
きたところである。本年は第4回目にあたり、1月29日(木)、30日(金)に東京都
内で開催する。
本ワークショップは、@東・東南アジア諸国・地域の政府代表と専門家を招聘する
とともに、A国際的な人の移動の実態や政策動向の把握について長い経験を有するO
ECD及びILOも参加するところに、特色を有するものである。
特に、今回は、1月30日(金)午後から、「高度な人材の国際移動」をテーマと
した特別セッションを開催し、広く一般の方にも参加を募ることとした。(別紙
参照)
参加ご希望の場合は、定員の都合上、1月27日(火)までに
JIL研究交流課 (03-5991-5165)まで。 |
※ 本ワークショップの概要については、ワークショップ終了後、できる限り速
やかに公表することを予定している。
(別 紙)
国際ワークショップ/特別セッション
1 開催場所 日本労働研究機構新宿事務所・LINCホール
(東京都新宿区西新宿2−3−1 新宿モノリス25階)
2 主 催 日本労働研究機構(JIL)
後 援 労働省、経済協力開発機構(OECD)、国際労働事務局
(ILO)
3 特別セッション
(1) テーマ 「高度な人材の国際移動」
(2) 日 時 平成10年1月30日(金)13:30〜(受付 13:00)
(3) 報告者 John Salt(University of London)
井口 泰(関西学院大学経済学部教授)
座 長 桑原 靖夫(獨協大学経済学部教授)
J. P. Garson(OECD雇用・労働・社会問題教育局課長)
コメンテーター 白木 三秀(国士舘大学政経学部教授)
Manolo Abella(ILO上級専門官)
4 言 語 日本語及び英語(同時通訳付き)
特別セッションのテーマ「高度な人材の国際移動」について
アジア経済は、昨年後半以降、多くの国・地域で、金融・通貨危機に端を発す
る経済混乱に見舞われ、世界経済全体にも大きな影響を与えた。正に経済のグロ
ーバル化が進む中で、世界経済におけるアジアと他地域との関わりの深さを物語
ったものである。今後、アジア経済は、長期的には発展を続けることが期待され
るが、これに伴う労働市場の育成については、経済のグローバル化が今以上に進
展するものと予想されることから、他国との協調の中で取り組んでいく必要があ
る。特に、21世紀のアジア経済にとって、高度な知識・技術を有する人材を国際
的な移動を通じて育成すること、またそれら人材によって技術移転が図られるこ
とが重要な課題となってきている。こうした観点から、今回の特別セッションの
議論は貴重な示唆を示してくれるものと期待される。
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(参 考)
〜国際ワークショップの概要〜
1 開催日 平成10年1月29日(木)、30日(金)
2 テーマ及び構成
(1) 全体テーマ
:「アジアにおける人の移動と労働市場」
(2) 構成
a)一般セッション:各国・地域のカントリーレポートに基づくテーマ別討議
b)特別セッション:特別テーマ「高度な人材の国際移動」に関する討議
3 ワークショップ参加者
(1) アジアの8カ国・地域(中国、中国香港、インドネシア、マレイシア、フィ
リピン、韓国、シンガポール、タイ)の専門家
(2) (1)の諸国・地域の政府代表
(3) OECD及びILOの専門家
(4) 日本の専門家
(5) 日本の行政関係者
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