事項 | 説明 |
実施 施策名 |
5(4) Webを活用した作業改善支援システムの構築に関する研究 |
実施 目標 |
職場における作業負担を軽減することにより高齢者対応型の職場 創出を行うため、各種産業において“いつでも”“どこでも”“誰 でも”利用可能なWeb(インターネット情報網)を利用した作業改 善支援システを開発・構築する。 |
平成12 年度の 事業実 施状況 |
(総括:本年度の目標に対する達成状況、来年度以降の課題) 建設業、製造業(食料品製造、金属製品製造、一般機械器具製造、 電気機械器具製造、輸送用機械器具製造)、運輸業、卸・小売業等を 中心に職場改善ノウハウデータベースシステムの構築、現場作業で 多くみられる不良作業姿勢や重筋労働等の作業姿勢負担評価・改善 システムの開発、及びこれらを活用するWebシステムの構築を行った 。 なお、12年度目標として「バーチャル体験による問題点抽出シス テムの構築」を予定していたが、13年度に実施する。 (具体的な事業実施内容) (1)職場改善ノウハウデータベースシステムの構築 ・過去の職場改善事例の再調査 ・過去の職場改善事例から抽出されたノウハウのデータベース 化 (2)作業姿勢負担評価・改善システムの開発 ・作業姿勢負担評価ソフトの開発 ・改善前後の作業姿勢シミュレーションのビジュアル化 (3)Webシステム(インターフェースシステム)の構築 ・各システムを調整したインターフェースシステムの構築 |
平成13 年度以 降の事 業実施 計画・ 方針 (本年 度の改 善点) |
(1)職場改善データベースの充実 (2)作業姿勢負担評価・改善システムの充実 ・改善効果予測ソフトの開発 ・システムの検証、充実 (3)バーチャル体験による問題点抽出システムの構築 ・職場改善チェックシステムの開発 ・バーチャルアニメーションシステムの開発 |
関係機 関や民 間との 連携の 状況 |
人間工学、システム工学等の専門家による以下の研究会を設置 (研究主査)三上行生北海道工業大学経営工学科教授 (委員)近藤雄二天理大学体育学部教授、 長谷川徹也近畿大学九州工学部経営情報学科助教授、 澁谷正弘北海道工業大学経営工学科講師、 飯田憲一北海道立工業試験場工業技術指導センター科長、 畑沢賢一北海道立工業試験場機械金属部生産管理科研究職 員 (専門員)田中邦典富士通(株)第三システム事業部電子行政ソリュ ーション部プロジェクト課長 研究・関係機関との連携:北海道工業大学 |
当該テ ーマに かかる 外的な 研究環 境(国 際動向 、研究 動向等 )など 参考事 項 |
職場改善ソフトによる作業姿勢の負担評価方法、改善システムに ついては、一部研究が進んでいるが、研究者レベルで使うものであ り、一事業場で使いやすいものとはなっていない。 |
評価・ 助言会 議の個 別評価 |
○ 現在の労働形態を代表する筋作業の問題であり、成果に期待す る。 ○ 急速に進む情報技術を高齢化に伴う諸問題の解決に応用するこ とは重要な課題である。 ○ 12年度に実施した改善事例データ収集のための企業調査にお いて、中小企業を含め164の対象企業がリストアップされ、そ のうちの相当数(26社)からデータが収集され、13年度も調 査は継続される。このシステムに対する利用者としては独自のシ ステム構築が困難な中小企業が多く考えられることから、この対 象設定は適切である。 ○ 筋作業に特有な自覚的症状や愁訴及び身体部位等をキーワード 化し、専門家でなくても当該キーワードを使って、職場改善対策 のための検索を容易にするようなシステムが必要である。 ○ 本システムが企業、とりわけ中小企業で活用されるために何が 必要かを考える上で、作業姿勢負担の改善に焦点を当てた本調査 研究の対象領域と、その他の作業改善への取り組み全般との関わ りについて、可能な範囲内で考察しておくことが望ましい。 |
研究受 託機関 (ホー ムペー ジ・ア ドレス ) |
(財)高年齢者雇用開発協会 (http://www.assoc-elder.or.jp/millennium/chukan.html) |