タイトル:平成13年3月高校・中学新卒者の就職内定状況等

     (平成12年9月末現在)について





発  表:平成12年11月10日(金)

担  当:労働省職業安定局業務調整課

                 電 話 03-3593-1211(内線5775)

                     03-3502-6774(夜間直通)




 労働省では、平成12年9月末現在における来春の高校・中学新卒者の就職内定状

況等を取りまとめた。 

 その概要は次のとおりである。 





  

 〔高校新卒者〕(第1表

  <1> 求人数は20万6千人であり、前年同期を1.5%上回る。また、7月末

    現在から4万2千人増加。前年同時期の増加数(3万7千人)を上回り、

    7月末から9月末までの間の求人数の伸び率(25.9%)は前年に比べ

    3.6ポイント上回る。



  <2> 求職者数は23万2千人で、前年同期に比べ2.2%減少。



  <3> 求人倍率は0.89倍となり、前年同期を0.04ポイント上回る。



  <4> 就職内定者数は9万8千人(前年同期比0.8%増)であり、就職内定率

    は42.5%で、前年同期を1.3ポイント上回る。就職内定率を男女別に

    見ると、男子は46.6%(前年同期を2.4ポイント上回る)、女子は

    38.2%(前年同期を0.1ポイント上回る )。



  

 〔中学新卒者〕(第2表

  <1> 求人数は2千人で7月末現在と比べ1千人増加しており、前年同期比も

    7月末現在の34.8%減から9月末現在は29.4%減へと前年との格差

    は縮小。



  <2> 求職者数は7千人で、前年同期に比べ9.9%減少。



  <3> 求人倍率は7月末の0.22倍から0.12ポイント改善し、0.34倍

    となり、前年同期を0.09ポイント下回る状況。





 なお、以上の状況を受け、労働省では、高校・中学新卒者に対し以下のように就職

支援を行うこととしている。 



   

  【高校・中学新卒者の就職支援対策について】



  1.積極的な求人開拓の実施及び就職面接会の開催



    9月以降、中央・地方レベルで重点的に実施してきた求人開拓・求人要請を

   今後も引き続き行うとともに、各地で高校新卒者の活用を図る企業の協力を得

   て就職面接会を積極的に開催し(別添)、生徒の応募機会の確保に努める。

   なお、就職面接会の開催については、今後も、各地の開催予定を広く情報提供

   しつつ、広域的な展開を図る。



  2.労働大臣による採用枠拡大の要請



    依然厳しい就職環境に鑑み、主要経済団体の長に対し、新卒者及び未就職卒

   業者の採用枠の拡大について、労働大臣から要請する。



  3.高校新卒者の就職問題に関する会議の開催



    主要経済団体に対し、採用枠拡大や就職支援策等についての理解と協力を求

   めるため、新規高等学校卒業者就職問題懇談会の開催を予定している。



  4.就職準備講習等による未内定生徒への就職支援



    高校新卒者の就職促進と雇用不安への対応を図るため、就職面接会の開催や

   就職準備のための講習を行うことが、10月19日に策定された「日本新生の

   ための新発展政策」に盛り込まれているところであり、補正予算での対応を予

   定している。


(参考) 



 平成13年3月高校・中学新卒者の採用選考・内定開始期日は、文部・労働両省に

おいて次のとおり定められている。 



 ・高 校 平成12年9月16日以降



 ・中学校 平成13年1月1日以降(積雪指定地域においては、平成12年12月

     1日以降)



  
第3表 高校・中学新卒者の求人・求職・就職内定状況の推移(9月末)



    高校新卒者の内定率の推移

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