タイトル:平成12年3月高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成12年1月末現在)について 発 表:平成12年3月10日(金) 担 当:労働省職業安定局業務調整課 電 話 03-3593-1211(内線5775) 03-3502-6774(直通)
労働省では、平成12年1月末現在における今春の高校・中学新卒者の就職内定状況 等を取りまとめた。 その概要は次のとおりである。 〔高校新卒者〕(第1表) 1 求人数は25万3千人であり、11月末から2万人増加。前年同時期の増加数 (1万5千人)を上回る。前年同期比では28.1%減で、11月末時点の30 .6%減と比べて前年との格差は縮小。 2 求職者数は21万9千人で前年同期に比べ11.3%減少。 3 求人倍率は1.16倍で、11月末時点から0.13ポイント上昇。前年同期を 0.27ポイント下回る。 4 就職内定者数は17万3千人であり、就職内定率は79.3%で、11月末から 12.0ポイントと過去最高の上昇幅となり、前年同期との格差も11月末の6. 6ポイント減から4.4ポイント減へと縮小。就職内定率を男女別に見ると、男子 は83.8%(11月末時点から11.7ポイント上昇、前年同期を3.7ポイン ト下回る)、女子は74.6%(11月末時点から12.3ポイント上昇、前年同 期を5.1ポイント下回る )。 〔中学新卒者〕(第2表) 1 求人数は6千人で、11月末から1千人増加。前年同期に比べ31.5%減少。 2 求職者数は7千人で、前年同期に比べ16.5%減少。 3 求人倍率は0.78倍となり、11月末から0.24ポイント上昇。前年同期を 0.18ポイント下回る。 4 就職内定率は25.2%で、前年同期を4.6ポイント下回る。男女別に見ると、 男子は25.9%(前年同期を5.6ポイント下回る)、女子は24.0%(前年 同期を2.5ポイント下回る)。 【高校・中学新卒者の就職支援について】 積極的な求人開拓、就職準備講習の実施(2月まで25道府県で3千人が受講)、就 職面接会の開催等(12月までに77回開催、参加企業2千9百、参加生徒1万7千人。 さらに1月〜3月で65回開催予定)により、高校生の求人の伸びは前年を上回ってお り、就職内定率の前年との格差も縮小してきている。労働省では今後も各ハローワーク において一般求人も活用しながら就職支援に努め、未内定者が1日も早く就職決定に至 るよう全力を挙げる。 (参考) 平成12年3月高校・中学新卒者の選考・内定開始期日は、文部・労働両省により、 次のように定められている。 ・高 校 平成11年9月16日以降 ・中学校 平成12年1月1日以降 (指定積雪地にあっては平成11年12月1日以降)