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平成10年「勤労青少年の日」労働大臣メッセージ
平成10年「勤労青少年の日」を迎えるに当たり、メッセージをお送りします。
「勤労青少年の日」は、働く若者の福祉の向上について、広く国民の関心と理解を
深めるとともに、働く若者が日本の未来を担う社会人、職業人として成長しようとす
る意欲を高めるために設けられており、勤労青少年福祉法により、毎年7月の第3土
曜日と定められています。
本年の勤労青少年の標語は、「自分らしさで未来をキャッチ 明日をつくる若者の
力」と定めました。これは、働く若者が豊かな個性、創造力を社会のあらゆる分野で
十分に発揮することによって、それぞれの未来を切り拓き、創っていく、そうした若
者の力強さと若者への期待を表したものです。
現在、我が国は、国際的な大競争の中、国内的にも少子・高齢化が進む等大きな転
換期にあります。将来にわたり、現在の平和で恵まれた暮らしを維持・発展させてい
くには、何よりもこの社会を支える方々、すなわち働く方々が生きがいを持ち、安心
してその持てる能力を十分に発揮していくことが大切であると思います。特に、将来
の我が国を支える働く若者が、自己責任の原則のもと、その個性をいかして、主体的、
積極的に可能性や創造性を伸ばすことが強く期待されます。
このため、労働省といたしましても、平成8年6月に策定した「第6次勤労青少年
福祉対策基本方針」に基づき、働く若者に対する積極的な支援に努めてまいりたいと
考えております。
事業主の皆様をはじめ、広く関係者におかれましても、若者の個性、可能性を尊重
し、若者の社会人、職業人として成長しようとする努力に対し御支援下さることを期
待するものであります。
平成10年7月18日
労働大臣 伊吹 文明
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