第X部門 紡糸、織布・同関連及び衣服・繊維製品製造関係
整 理 番 号 |
職 種 名 |
推 |
ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
55 | 整 経 工 |
長 野 県 |
ふじゅう ただお 藤生 忠男 (六十八歳) |
挙。本 | 上田紬の製造に従事し、特に変わり織の設計及び製 織に優れ、服地等に経糸の整経玉を複数使用する工夫 をこらし、上田紬伝統の素材、技術を生かした独特の 商品を製作するなど、新しい需要の開拓に貢献した。 |
56 | 機 ご し ら え 工 |
茨 城 県 |
やざわ しげお 谷澤 重男 (六十九歳) |
谷沢織物 | 結城紬の製造に従事し、繊細な絣作りに優れ、特に 紬糸の補強と能率の倍化法を生み出したほか、織巾 三六cmに二四○個の亀甲絣を完成させる等結城紬の 高付加価値化に貢献した。 |
57 | 綜 絖 師 |
京 都 府 |
いちやなぎ よしお 一柳 芳男 (七十 歳) |
一柳綜絖 | 西陣織の重要な工程の一つである綜絖において優れ た技能を有し、機装置の軽量化やメカトロ化に取り組 み実用化し業界で広く使用されているほか、「フシ」 に起因する糸の傷の発生を防止する綜絖装置を考案す る等業界の振興発展に貢献した。 |
58 | 友 |
京 都 府 |
にしやま たいぞう 西山 ![]() (七十五歳) |
西山染工 | 引染に従事し、各種染料の性質を把握し、色見本と 寸分違わぬよう染料調合する色あわせの技能に優れ、 特にスレ、オレ等が問題となる塩瀬の帯を染める技に 長けている。 |
59 | 染 色補 ・正 工 |
全 国補 染正連 色工合 業会 |
ながい こういち 永井 幸一 (七十四歳) |
永井染色補正店 | 染色補正に優れ、特に最も至難とされる文様消し・ ぼかし合わせ・文様直しの技能に優れ、多数の考案改 善により衣服業界に貢献するとともに、後進の指導・ 育成に努めた。(一級染色技能士) |
60 | 組 |
京 |
かじ みさお 梶 操 (七十一歳) |
居ク苑くみひも | 京組紐の製造に従事し、特に独自の工夫による組紐 である「耳高高麗締め(みみだかこうらいじめ)」は 、糸の配色や柄が高尚で格調高く、その設計図である 綾書きは五年をかけて完成する等、その技が発揮され ている。 |
61 | 婦 人子 ・供仕 服立 職 |
島 根 県 |
かじたに ゆきこ 梶谷 幸子 (六十四歳) |
オリジナル 洋裁のユキ |
婦人子供服の仕立てに従事し、特にリフォーム衣装 の製作技能に優れ、着くずれしにくい縫製方法を考案 するとともに、介護服の考案等、地域社会にも貢献し 、後進の育成等にも努めた。 (一級婦人子供服技能士) |
62 | 婦 人子 ・供仕 服立 職 |
岡 山 県 |
いりえ やすこ 入江 安子 (六十七歳) |
入江洋裁教室 | 婦人子供服の仕立てに従事し、特に裁断・縫製技術 に優れ、仕立てた服は着崩れが無く、起居動作に障害 を感じさせない自然な仕上がりとなる。また、後進の 指導・育成にも貢献している。 (一級婦人子供服技能士) |
63 | 婦 人子 ・供仕 服立 職 |
宮 城 県 |
さとう きくこ 佐藤 喜久子 (六十五歳) |
モード洋裁 研究所 |
婦人子供服の仕立てに従事し、特にソフトテーラー ド・カラーの縫製、立体裁断応用のドレープの技法に 優れ、ファッションの移り変わりの研究、創意工夫に 努めるとともに、後進の育成に貢献した。 (一級洋裁技能士) |
64 | 婦 人子 ・供仕 服立 職 |
埼 玉 県 |
やまもと ふじこ 山本 ふじ子 (六十二歳) |
洋裁店ヤマモト | 婦人子供服仕立てに従事し、ニーズ、体型に合った 服の製作において立体的仕上げに欠かせないアイロン によるくせ取り方法に優れるとともに、後進の指導育 成に貢献した。(一級婦人子供服技能士) |
65 | 男 子仕 服立 職 |
東 京 都 |
こばやし しげお 小林 森夫 (六十八歳) |
小林洋服工房 | 注文紳士服仕立てに優れ、着やすい上着の機能的肩 作りを考案し、普及させるとともに、ポケット口が開 かなくなる新たな技法を考案した。 (一級男子服仕立技能士) |
66 | 男 子仕 服立 職 |
静 岡 県 |
はまの ひでお 濱野 英男 (六十七歳) |
ハマノ洋服店 | 紳士服縫製仕立てに従事し、特に背広の肩入れ縫製 に優れ、肩にしわのできにくい縫製法、モモ寸法を基 本としたズボンの製図法を考案するなど業界に寄与す るとともに、後進の育成に貢献した。 (一級洋服技能士) |
67 | 男 子仕 服立 職 |
兵 庫 県 |
たなか けんじ 田中 謙司 (六○ 歳) |
紳士服オーダー サロン・ケント |
洋服仕立てに優れ、特に美しい袖ぐりに精通し、ま た、日本人独特の猫背、前肩の処理のための計測法、 シルエットの美しいスラックス裁断法等を考案し、技 法の向上に貢献した。(一級紳士服技能士) |
68 | 和 服仕 立 職 |
埼 玉 県 |
くぼ しま 久保 シマ (六十七歳) |
久保和裁所 | 和服仕立てに従事し、特に布地や柄の美しさを生か す技法や薄物の巻縫い仕立てに優れ、長着における衿 付けのラインを工夫したしわ、ひずみの出ない縫製技 法を考案するとともに、和装、洋装どちらにも使用で きる男物作業衣等を考案した。(一級和裁技能士) |
69 | 和 服仕 立 職 |
福 井 県 |
みつけ こさを 見付 こさを (八○ 歳) |
見付和裁教授所 | 和裁仕立て及び和裁技能者養成に従事し、洋風感覚 で布地のパッチワーク風付下げにアレンジしたり、フ ォーマルなワンピース等を考案するとともに後進の育 成に貢献した。(一級和裁技能士) |
70 | 和 服仕 立 職 |
香 川 県 |
はら たえこ 原 タヱ子 (五十三歳) |
褐エ和裁研究所 | 和服仕立てに従事し、特に体型に合った寸法の割り 出しの技法やコートの変わり衿付きの縫製技法の考案 及び実用化に努めたほか、デコ人形の古典衣装の製作 等にも努めるとともに、後進の育成に貢献した。 (一級和裁技能士) |
71 | 和 服仕 立 職 |
東 京 都 |
あぜみ せきこ 畔見 せき子 (七十一歳) |
畔見和裁所 | 和服仕立てに従事し、夏物紗袷せ長着の縫製時間を 大幅に短縮する方法を考案したほか、女物の礼装用比 翼仕立て(留め袖)の縫製に特に優れるとともに、後 進の育成に貢献した。(一級和裁技能士) |
72 | 寝 具仕 立 工 |
茨 城 県 |
ねもと しょうご 根本 昇吾 (六十六歳) |
ふとんのねもと | 寝具仕立てに従事し、婚礼ふとんの飾り仕立てやふ とんの四隅を飾る壺とじといった特殊なとじ方、掛け ふとんの鶴とじ、亀とじ等の飾りとじに優れるととも に、後進の育成に貢献した。(一級寝具製作技能士) |