(別紙1)
「ものづくり教育・学習に関する懇談会」開催要綱 1 趣旨 若年者を中心としたものづくり離れや熟練技能者の高齢化、生産拠点の海外移転 と機械化・自動化による技能活用機会の減少等を背景に、産業界の各分野で我が国 の経済発展に重要な役割を担ってきた優れた熟練技能者の確保が難しくなってきて いるとともに、その後継者の育成が困難となってきている。 これらの一因として、若年期において、ものづくりの体験に乏しいこと、ものづ くりの現場を見る機会が少ないこと等から若年者がものづくりの楽しさ、素晴らし さ等を知る機会が不足していることが考えられる。 このため、次世代を担う若年者に、ものづくりの楽しさ、素晴らしさ等を認識し てもらうための体験教育・学習等の効果的な施策の実施について研究・検討を行う こととする。 2 期間 本懇談会の検討期間は、平成13年3月末までとする。 ただし、継続して検討する必要が生じた場合は、平成13年4月以降も検討を行 うこととする。 3 懇談会の構成 本懇談会のメンバーの構成は、以下のとおりとする。 (1) メンバーは、社会教育関係者、学校教育関係者、職業能力開発関係者、業界 関係者等の中から選ぶこととする。 (2) メンバーの互選により、座長1名を設ける。 (3) 必要に応じて専門家等を招くこととする。 4 検討内容 本懇談会は、次の事項について検討を行う。 (1) ものづくりの楽しさ、素晴らしさ等を学ぶための効果的な機会の提供方法 (2) ものづくり教育・学習の対象となる技能の分野及び指導者の要件等 (3) ものづくり教育・学習の指導者に対する支援策等 (4) ものづくり教育・学習を行う学校等の実施体制及びこれに関する支援 (5) ものづくり教育・学習に係る技能者、技能イベント、好事例等の情報の提供 方法 (6) ものづくり教育・学習の普及・啓発 (7) その他 5 その他 本懇談会の庶務は、文部省生涯学習局生涯学習振興課及び労働省職業能力開発局 技能振興課が共同して行う。