タイトル:11月は職業能力開発促進月間です。−11月10日は技能の日−

     平成11年度職業能力開発促進月間の実施について



発  表:平成11年10月20日(水)

担  当:労働省職業能力開発局能力開発課

                 電 話 03-3593-1211(内線5932)

                     03-3502-6957(直通)




1 趣 旨



  我が国の現下の雇用情勢は、かつてないほど厳しい状況が続いている。また、経

済のグローバル化、情報化やサービス経済化の一層の進展等により、経済・産業構造

は大きく転換するとともに、少子・高齢化が急速に進むことが見込まれ、勤労者の職

業意識の変化や働き方の多様化などの変化もみられる。

 こうした中で、雇用情勢に対応した能力開発の推進や高度で専門的な人材の育成が

求められているが、そのためには、労働者のエンプロイアビリティ(就業能力)の向

上のための支援等を積極的に推進していくことにより、雇用の安定を図るとともに、

一人一人が能力を十分に発揮できる社会を実現することが必要である。

 このため、労働省では毎年11月を「職業能力開発促進月間」、11月10日を

「技能の日」として、職業能力開発の促進及び魅力ある技能社会の形成を目指し、国

及び都道府県において広く国民一般に職業能力開発に関する広報活動を行っている。

 今年度も、多くの職業能力開発関係者の協力を得て、11月を中心に、「卓越した

技能者(現代の名工)」の労働大臣表彰式等の各種行事を全国的に展開・実施するこ

とにより、職業能力開発の重要性について、事業主をはじめ、国民一般の理解を高め

ることとする。





2 主 唱



  労働省及び各都道府県





3 実 施 期 間 等

(1)職業能力開発促進月間   平成11年11月1日(月)〜30日(火) 

(2)技能の日         平成11年11月10日(水)





4 実 施 事 項



(1)国等で実施する事項

 イ「第37回技能五輪全国大会」の開催

   10月22日(金)〜25日(月)

     〔開・閉会式会場〕グランシップ(静岡市)

     〔競技会場〕ツインメッセ静岡 他5会場

    中央職業能力開発協会及び静岡県の主催、労働省等の後援により青年技能労

   働者の日本一を競う。



 ロ「第24回全国障害者技能競技大会」の開催

   11月6日(土)〜8日(月)

     〔開・閉会式会場〕障害者職業総合センター(千葉市)

     〔競技会場〕障害者職業総合センター及び千葉職業能力開発促進センター

           (千葉市)

    日本障害者雇用促進協会の主催、労働省等の後援により、障害者の職業能力

   の開発等を促進し、技能労働者として社会に参加する自信と誇りを与える。



 ハ「第35回技能五輪国際大会」への参加

   11月10日(水)〜17日(水)

     〔開・閉会式及び競技会場〕モントリオール市(カナダ)

    国際職業訓練組織委員会によって運営され、我が国からも選手団を派遣し、

   青年技能労働者の世界一を競うとともに、参加各国の職業訓練の振興と青年技

   能労働者の国際交流、親善を図る。



 ニ「卓越した技能者の労働大臣表彰式」の開催

   11月18日(木)

     〔開催会場〕虎の門パストラル(東京都港区)

    労働省の主催により、その道の第一人者であり、他の技能者の模範となって

   後進の指導・育成に努めている卓越した技能者(いわゆる「現代の名工」)

   150名の労働大臣表彰を行う。



 ホ「全国技能士大会」の開催

   11月24日(水)

     〔開催会場〕東條会館(東京都千代田区)

    社団法人全国技能士会連合会及び中央職業能力開発協会の主催、労働省の後

   援により、講演会、情報交換等を行う。



 ヘ「職業能力開発関係表彰式」の開催

   11月25日(木)

     〔開催会場〕サンプラザ(東京都中野区)

    労働省等の主催により、認定職業訓練及び技能検定の推進に功績のあった事

   業所、団体、個人及び技能振興の推進に功績があった事業所・団体並びに職業

   能力開発論文コンクールに係る労働大臣表彰等を行う。



 ト「全国職業能力開発促進大会」及び「全国職業能力開発推進者経験交流プラザ」

  の開催

   11月25日(木)〜26日(金)

     〔開催会場〕サンプラザ(東京都中野区)

    中央職業能力開発協会の主催、労働省等の後援により、講演会、事例発表等

   を行う。



 チ 広報活動の展開

   広く国民一般に対し、職業能力開発の促進及び魅力ある技能社会の形成を図る

  ため、次の活動を展開する。

  (イ)広報媒体を活用した広報活動

     テレビ、新聞、雑誌等の報道機関、労働省関係広報誌及びインターネット

    を活用した広報活動を行う。

    ※インターネットアドレス

      <http://www .mol .go.jp/> 〜労働省トピックス〜

  (ロ)ポスターの作成・配付

     職業能力開発を促進するポスターを作成し、都道府県、雇用・能力開発機

    構、中央職業能力開発協会及び日本障害者雇用促進協会に配付し、当該所管

    の職業能力開発施設等への掲示方について協力を求める。

  (ハ)関係機関・団体への協力依頼

     雇用・能力開発機構、中央職業能力開発協会及び日本障害者雇用促進協会

    に対し、「職業能力開発促進月間」の実施について協力を依頼し、相互の連

    携を図る。



(2)都道府県で実施する事項

 イ 各都道府県が例年行っている職業能力開発行政に係る諸行事の開催

  例えば、

  (イ)優れた技能者の表彰

  (ロ)職業能力開発、技能検定及び技能振興の推進に功績のあった関係者等の表

     彰

  (ハ)職業能力開発促進大会、職業訓練指導員の研究発表会等の開催

  (ニ)職業能力開発推進者経験交流プラザの開催

  (ホ)「1日技能教室」等の開催による公共職業能力開発施設等の地域への開放



 ロ 広報活動の展開

   「職業能力開発促進月間」及び「技能の日」の趣旨、各種行事の内容等につい

  て次のような広報活動を展開することにより、職業能力開発の促進及び魅力ある

  技能社会の形成を図る。

  (イ)広報媒体を活用した広報活動

     新聞等の報道機関への協力依頼、地方公共団体等の広報紙(誌)の利用等

    効果的な広報活動を実施する。

  (ロ)ポスターの掲示・配付

     労働省において作成するポスターを掲示するほか、事業主団体、地方公共

    団体等に対しても配付し、その掲示方について協力を求める。

  (ハ)関係機関・団体への協力依頼

     雇用・能力開発機構都道府県センター、都道府県職業能力開発協会、事業

    主団体、地方公共団体等に対して、「職業能力開発促進月間」の実施につい

    て協力を依頼し、相互の連携を図る。



 ハ 事業主に対する「職業能力開発推進者」の選任の奨励等





(参考)



「技能の日」(11月10日)及び「職業能力開発促進月間」(11月)について



 昭和45年に技能五輪国際大会(国際職業訓練競技大会)がアジアの中で初めて我

が国で開催されたことを記念し、その開会式が行われた11月10日を「技能の日」、

11月を「職業能力開発促進月間」(昭和60年に「技能尊重月間」から改称。)と

定め、翌昭和46年から、毎年11月を中心に職業能力開発に係る諸行事を全国的に

展開している。




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