ＡＰＥＣ人材養成シンポジウム１９９７

〜「ホワイトカラーの能力開発と能力評価」をテーマに開催〜

　ＡＰＥＣ（アジア・太平洋経済協力）各国は、技術革新・情報化、グローバ
リゼーション等により、産業構造の再構成、競争の激化といった新たな環境に
直面している。今後においても、各国が経済成長を維持していくためには、技
能労働者に加えて、近年増加する傾向にあるホワイトカラー労働者についても
人材養成が重要になっている。
　我が国においても、今後、見込まれる経済社会の構造変化の中で、ホワイト
カラーが雇用可能性（エンプロイアビリティ）を維持し、充実した職業生活を
送るためには、職業生活を通じて職業能力開発・向上を行い、高度な専門能力
を身に付けていくことが重要になっている。労働省ではホワイトカラーの能力
開発に関する総合的かつ中核的拠点として雇用促進事業団立生涯職業能力開発
促進センター（愛称：アビリティガーデン）を本年７月に開設するなど、ホワ
イトカラーの人材養成に積極的に取り組んでいるところである。
　こうしたホワイトカラーの人材養成に対する需要の高まりに応え、本年の
ＡＰＥＣ人材養成シンポジウムについては、ホワイトカラーの人材養成に焦点
を絞り、「ホワイトカラーの能力開発と能力評価」をテーマに開催する。
　なお、本シンポジウムは平成７年11月開催のＡＰＥＣ大阪会合において採択
された「大阪行動指針」を具体化するための事業であり、平成８年６月ブルネ
イ開催のＡＰＥＣ人材養成ワーキンググループ会合において承認されたもので
ある。
　昨年10月に第１回ＡＰＥＣ人材養成シンポジウムを「企業における人材養成
」をテーマに開催しており、本年は第２回となる。


（参考）　ＡＰＥＣ人材養成シンポジウム１９９７概要

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