労働省発表
平成9年10月23日
    


職業能力開発局特別訓練対策室
電  話 3593-1211(内線5917)
     3502-2929(夜間直通)
日本障害者雇用促進協会
電  話 5400-1620(内線332)


 

第22回アビリンピック(全国障害者技能競技大会)の開催について


1 概要

 日本障害者雇用促進協会(会長岡部晃三)の主催、労働省、厚生省、文部省等の後援により、「アビリンピック」(全国障害者技能競技大会)が次のとおり開催される。
 この大会は、障害者に技能労働者として社会に参加する自信と誇りを与えるとともに、広く障害者に対する社会の理解と認識を高めることを通じて、その雇用の促進に役立てることを目的として開催されるものである。
 本年度の第22回大会(第1回大会昭和47年)は全国各地で活躍している障害者のうち、知事の推薦を受けた45都道府県の158名が、日本障害者雇用促進協会障害者職業総合センター及び雇用促進事業団千葉職業能力開発促進センターで技能競技を行う。
 今年度は、障害者の雇用を一層促進するため、精神薄弱者を含む障害者雇用率を設定すること等を内容とする「障害者の雇用の促進等に関する法律」の一部改正が本年4月3日に成立したことに合わせ、同大会の名称についても、精神薄弱者を含めた幅広い大会とするという趣旨で「全国身体障害者技能競技大会」から「全国障害者技能競技大会」へ変更した。また、昨年度デモンストレーションとして実施した生活余暇技能競技(紙製品再利用:健常者と障害者がペアとなって牛乳パックを原料に紙製品を作る競技)を正式な競技種目として実施するほか、技術革新の進展に対応して新たにNC旋盤を競技職種に加えた。
(当日、障害者の職業能力開発の現状を伝える写真パネル及び訓練作品等の展示も行われる。)
 同大会の日程については、「2大会日程」のとおりである。
 本大会の成績優秀者には、金賞、銀賞及び銅賞の賞状及びメダルが、また、重い障害にもかかわらずそのもてる能力をフルに発揮している等努力の著しかった選手には努力賞が授与されることとなっている。また、金賞受賞者には労働大臣賞を授与することとしている。
 なお、金賞作品は、閉会式会場に展示し、一般公開される。

2 大会日程

平成9年 10月28日(火) 選手集合(15:00〜)
10月29日(水) 開会式(11:00〜12:00、於:第一会場:障害者職業総合センター)、学科試験及び会場下見
10月30日(木) 実技競技(9:30〜16:30)
(競技職種(16職種18部門)によって競技時間及び会場に相違がある。)
10月31日(金) 閉会式(10:30〜11:30、於:第一会場:障害者職業総合センター)、選手解散

第一会場では、10月29日と30日の両日、障害者の職業能力開発の現状を伝える写真パネル及び訓練作品等の展示が行われる。


3 会場

(1)第一会場 障害者職業総合センター

 千葉市美浜区若葉3−1−3(電話043−297−9000)

実施職種 洋裁、洋服、和裁、電子機器組立、電子回路接続、義肢
日本語ワード・プロセッサー(一般部門)、日本語ワード・プロセッサー(視覚障害者部門)
パーソナルコンピューター(表計算部門)、パーソナルコンピューター(ホームページ部門)
紙製品再利用

(2)第二会場 千葉職業能力開発促進センター

 千葉市稲毛区六方町274(電話043−422−2224)

実施職種 旋盤、NC旋盤、家具、電算写植、機械製図、CAD製図
電話交換、家具

(参考)
 大会は、一般の方々の見学も可能となっており、実技競技が行われる10月30日(木)は午前9時20分から30分おきにJR京葉線海浜幕張駅北口から第一会場及び第二会場行きの無料連絡バスを運行することとしている。


4 競技職種及び参加者数

     競技職種名      男 子 女 子 合 計 参加都道府県数
旋盤  
NC旋盤  
洋裁
洋服  
和裁  
家具  
電算写植  
機械製図  
CAD製図  
電子機器組立 15   15 11
電子回路接続  
電話交換  
義肢  
日本語ワード・プロセッサー
(一般部門) 13 13 26 26
(視覚障害者部門)
パーソナル・コンピューター
(表計算部門) 15 20 20
(ホームページ)部門 13 15 11
紙製品再利用 12
113 45 158 45都道府県参加


5 障害者職業能力開発展

 写真パネル、実習作品等を展示し、障害者の職業能力開発の現状を紹介するほか、障害者の雇用促進に有効な機器等の展示を行う。


6 参加者への特典

本大会の競技職種のうち、旋盤、NC旋盤、洋裁、洋服、和裁、家具、電算写植、機械製図、CAD製図、電子機器組立、義肢の11職種については、職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)による2級技能検定職種に該当し、一定以上の成績を修めた選手に対して技能証の交付、並びに実技又は学科の2級技能検定試験免除の特典が与えられる。
また、日本語ワード・プロセッサー(一般部門及び視覚障害者部門)、パーソナル・コンピューター(表計算部門)の職種については、一定以上の成績を修めた選手に、中央職業能力開発協会が認定する2級ワープロ技士又は2級表計算技士の合格証書が与えられる。



7 入賞者の発表

競技の結果による入賞者、成績等については、10月31日(金)午後1時30分に発表する。


8 後援、協賛団体

(1)後援
労働省 厚生省 文部省 雇用促進事業団 労働福祉事業団 中央職業能力開発協会
東京都 千葉県 (財)国際身体障害者技能交流協会

(2)協賛
(社)経済団体連合会 (社)経済同友会 日本経営者団体連盟 日本商工会議所
(社)日本青年会議所 全国中小企業団体中央会 (福)全国社会福祉協議会
(社)日本新聞協会 日本放送協会 (社)日本民間放送連盟 (社)日本電子機械工業会
(社)日本電機工業会 全国銀行協会連合会 (社)日本鉄鋼連盟
(社)日本自動車工業会 電気事業連合会
(財)啓成会 (社)全日本洋裁技能協会 (社)日本洋装協会
全日本洋服協同組合連合会日本和裁士会 (社)全国和裁団体連合会
(社)全国家具工業連合会 日本写真製版工業組合連合会
(社)日本印刷産業連合会 (社)日本義肢協会
 


9 大会役員

   大会会長    岡部 晃三    (日本障害者雇用促進協会会長)
副会長 河毛 二郎 (王子製紙(株)相談役)
顧 問 葛西 嘉資 (医薬品副作用被害救済研究振興基金顧問)

 

 


 

別添資料

  1. 大会会場案内図
  2. 競技会場案内図
  3. 都道府県別・競技職種別参加選手数一覧
  4. 競技職種別・障害別・等級別・年齢区分別・選手数調
  5. 職種別競技(実技)実施時間表




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