II調査結果の概要(骨子) 2従業員調査 (3)職業生活の設計を進めるために必要な情報(図表20) 職業生活設計を進めるため情報を必要としている者は89.4%であった。 必要としている情報の内容として「企業が従業員に求める人材要件についての情 報」をあげた者の割合が最も高く43.9%であり、「各職業に必要な能力・技術・資 格等についての情報」42.3%、「能力を修得した後の処遇についての情報」36.9% と続いている。 企業の従業員への情報提供の状況と比較すると、「社外の教育訓練、自己啓発に 関する情報」については、提供している企業は39.0%で項目別にみると1位である のに対し、必要としている従業員は33.9%で項目別にみると5位であった。また、 「企業が従業員に求める人材要件についての情報」については、提供している企業 は27.3%で項目別にみると4位であるのに対し、必要としている従業員は43.9%で 項目別にみると1位であった。企業が提供している情報と従業員の求める情報との 間に一定のギャップがあることがうかがえる。