第II部門 金属加工、金属溶接・溶断、一般機械器具組立・修理 及び計器・光学機械器具組立・修理関係
整 理 番 号 |
職種名 | ふりがな 氏 名 (年 齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都 道府県 ・指定 団体名 |
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8 | 旋盤工 | ふくしま ゆきお 福 島 幸 雄 (四十八歳) |
三菱重工 業(株) 汎用機・ 特車事業 本部 |
試作部品の加工に関する技能に卓越し、 ターボの新製品開発や国内外でのネック工 程への加工技術支援に、その独自の加工技 術で大きく貢献した。また後進技術者の指 導育成にも尽力し、金属加工等の技能伝承 に大きな力を発揮した。 |
神奈川 県 |
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9 | ワイヤ カット 放電加 工の技 術者 |
たなか えいざぶろう 田 中 英三郎 (六十歳) |
(株)放電 精密加工 研究所 飯山 事業所 |
放電加工機の製造及び放電加工作業に従 事するなかで、特に放電加工法の改善の研 究によりワークの加工範囲の拡大化をなし 、応用範囲を飛躍的に増加させ、また高い 放電加工技術能力を活かし技能検定委員を 務めるなど、社内外に多大の貢献をした。 |
(社) 未踏科 学技術 協会 |
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10 | 研ま盤 工 |
たにがき としお 谷 垣 敏 雄 (五十七歳) |
(株)三井 ハイテッ ク |
四十一年余の永きに亘り、プレス用精密 金型部品の研削加工に従事し、その間技能 の研鑽に精励、超硬合金をミクロン単位に 研削できる技能は業界における代表的な技 能者と評されており、その高度な技能は CNC制御研削盤の開発に活かされ、研削 作業の効率化を実現した。 |
福岡県 | ||||
11 | 数値制 御金属 工作機 械工 |
すぎうら えつお 杉 浦 悦 夫 (五十六歳) |
アイシン 精機(株) 試作工場 |
近年高度化が進む自動車のトランスミッ ション部品の加工に要求される治工具仕上 げ作業、ボール盤作業、数値フライス盤作 業の一級技能と機械加工の特級技能を有し 、部品加工用万能治具の考案、切削条件自 動設定システムの開発、小径パンチ穴加工 装置の考案等をした。 |
(社) 日本 自動車 工業会 |
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12 | 製缶工 | まつもり ただひろ 松 森 忠 弘 (五十七歳) |
川崎重工 業(株) 神戸工場 |
各種輸送機器等の大型溶接構造物の製缶 作業に従事し、特に拡管作業に関する技能 や大型溶接構造物における寸法精度確保と 歪み防止に関する技能に優れ、高品質の製 品を作り出すとともに、多くの改善工夫を 行い生産性及び品質の向上に貢献した。 |
兵庫県 | ||||
13 | 電気め っき工 |
いとう けんいち 伊 藤 賢 一 (六十三歳) |
(有)伊藤 鍍金 工業所 |
電気めっき技能、特に亜鉛めっき、バレ ルめっき及びダイキャスト素材へのめっき 技能に卓越し、自ら考案・改良した装置に より自動車部品等への精密かつ極めて耐久 性の高い工法を確立し、その量産化を実現 した。 |
全国 鍍金工 業組合 連合会 |
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14 | 電気め っき工 |
かわむら ひさし 川 村 壽 (五十五歳) |
硬化クロ ーム工業 (株) 本社工場 |
長年に亘り、工業用クロムめっきおよび ニッケル合金めっきの性能向上並びに技能 の向上に努め、電気めっきとして極めて過 酷な環境で使用される製鉄の連続鋳造用鋳 型のめっき技術の改善に大きな成果をあげ 、製鉄業の発展に大きく貢献した。 |
(社) 表面技 術協会 |
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15 | 針・ ピン 製造工 |
にしだ すすむ 西 田 進 (七十九歳) |
シバタ 製針(株) |
製針工として入社以来、終始製針機の開 発業務に携わり、焼入れによるメリヤス針 の歪みを自動で修正する機械やメリヤス針 の完成を検査する機械を開発する等、多数 の考案、改善、工夫により、メリヤス針製 造における生産能率の向上と品質の向上に 貢献をしてきた。 |
奈良県 | ||||
16 | 金属手 仕上工 |
かわかみ みつお 河 神 光 夫 (五十三歳) |
マツダ (株) |
金型製作全般、特に金属手仕上げの技能 に卓越し、自動車部品の金型製作の仕上げ 領域において、幾多の考案・改善を行い、 品質・生産効率の向上に実績をあげるとと もに、多数の後進を育成した。 |
広島県 | ||||
17 | 金属手 仕上工 |
かわい あきら 河 合 明 (六十三歳) |
(株)河合 精密金型 製作所 |
プラスチック射出成形金型の仕上・組立 に卓越しており、仕上技能から CAD/CAM技術まで精通し、複雑な金 型曲面を機械加工し、機械加工で表現出来 ない鏡面加工等の手仕上技能を有し、金型 手仕上技能を駆使した金型製作によりラジ オのプラスチック製品化に成功した。 |
(社) 日本 金型 工業会 |
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18 | 彫金工 | きた みつお 北 光 雄 (七十三歳) |
北彫金所 | 高岡銅器の彫金工として、技能技術はト ップレベルにあり、片切彫、鋤出彫、象嵌 、脂出し等、彫金全般の技術に優れている 。特に片切彫技法は彫り味が勝負で刃鏨で 一方を深く、他方を浅くし力の加減で太い 線細い線を彫り分けるもので、片切彫技術 の第一人者といえる。 |
富山県 | ||||
19 | 彫金工 | てるい きよし 照 井 清 (四十七歳) |
セイコー インスツ ルメンツ (株) |
習得した貴金属装身具製作の技能を生か し、最も難易度が高いとされる極薄スケル トン時計の彫金作業に携わると同時に、彫 金技能の向上面において多大なる貢献をし た。又、後進の育成にも努め、数多くの貴 金属装身具製作技能士を輩出させている。 |
(社) 日本時 計協会 |
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20 | 工具類 製造工 |
やまもと しゅうへい 山 本 修 平 (五十四歳) |
(株) ミツバ |
リレー、モーター等の加工、組立機、治 工具の製作・保全に携わり、軽薄短小を基 本とした創意工夫は高い評価を得、これに より培った高い技能は、業界における生産 性及び品質の向上に貢献した。 |
群馬県 | ||||
21 | 工具類 製造工 |
おがわ かずお 小 川 一 男 (七十一歳) |
小川梅吉 製鋸所 |
鋸製造において、焼入れ〜平面研磨〜目 立て〜柄付けまでの工程を一貫して手作業 で行っている。小川梅吉式剪定鋸は性能が 良く機能的であり、柑橘の品種改良等に必 要な高接を実施する際大きな役割を果たす など、農業振興に貢献した。 |
静岡県 | ||||
22 | 金属手 仕上工 |
しばざき ていしろう 芝 崎 禎四郎 (四十七歳) |
日産自動 車(株) 総合 研究所 |
鋳造、旋削、電気加工等の技能を持ち、 特に精密仕上げ加工の技能に卓越し、電気 加工による曲がり穴加工に関する特許を持 つとともに、燃料噴射ノズルの精密加工と 標準化、高効率化加工工具の開発等に貢献 した。 |
神奈川 県 |
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23 | 管加工 工 |
つぼた よしお 坪 田 吉 雄 (五十八歳) |
三菱重工 (株) 神戸 造船所 |
原子力及び火力発電プラントに使用され る配管の管曲げ加工に従事し、多岐にわた る材質、サイズ、形状の性状に応じ、効率 よく加工する技能を持ち、手作業主体であ った管曲げ作業の機械化・近代化に貢献し た。 |
兵庫県 | ||||
24 | 金型 取付工 |
いまい みのる 今 井 實 (六十一歳) |
(株) シンコー メタリコ ン 本社工場 |
プラズマ溶射装置の導入に参画し、技術 の修得と技能の向上に努めた。加工品の形 状・寸法が多品種少量で自動化の難しい環 境下にある技能主導型業務の中、施工方法 ・治具等の工夫をした加工実績は豊富であ る。 |
日本 溶射 工業会 |
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25 | アーク 溶接工 |
こばやし ぜんいち 小 林 善 一 (六十三歳) |
(有) 小林溶工 |
高度の気密性、耐食性が要求される半導 体向け小型圧力計の溶接に優れた技能を持 ち、治具等における幾多の工夫・改善によ り生産能率の向上に多大な貢献をした。 |
長野県 | ||||
26 | ガス 切断工 |
ももせ のりやす 百 瀬 紀 康 (五十歳) |
(株)宮地 鐵工所 松本工場 |
鉄骨・橋梁の製作に関するガス切断に卓 越した技能を有し、鉄骨の製造コストの低 減を図るほか幾多の考案、改善を行い、生 産効率を増進し、安全面も含め後進技能者 の指導・育成にも貢献した。 |
(社) 鉄骨 建設業 協会 |
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27 | タービ ン 組立工 |
まつお すえかず 松 尾 末 一 (五十七歳) |
三菱重工 業(株) 高砂 製作所 |
発電プラント配管は、多種の特殊材が用 いられ、複雑な工程を要するが、製作及び 据え付け管理業務に関して優秀な技能を持 ち、工法の改善工夫や作業要領の標準化等 により、生産性の向上や品質向上に貢献す るとともに、国内のみならず、海外におい ても指導育成に尽力した。 |
兵庫県 | ||||
28 | 金属加 工機械 組立工 |
なぐら まさお 名 倉 政 男 (五十六歳) |
豊田工機 (株) 本社工場 |
各種専用機の組立、運転調整に優れた技 能を持ち、特に芯だし調整作業に高い熟練 度を発揮する等、第一人者として活躍し、 又、工順工法の改善・標準化等、品質向上 に寄与するとともに、後進の育成にも尽力 した。 |
(社) 日本工 作機械 工業会 |
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29 | 特殊 産業用 機械 組立工 |
ひらい のぶゆき 平 井 伸 幸 (五十五歳) |
(株)日立 製作所 電力・電 機グルー プ社会シ ステム 事業部 |
火力・原子力発電設備用ポンプ及び上下 水、排水用大型ポンプの組立・据え付け作 業に卓越した技能を有し、効率的組立技術 の確立による作業改善等に取組み、技術水 準の向上に寄与するとともに、後進の指導 育成に貢献した。 |
茨城県 | ||||
30 | その他 の機械 器具 組立工 |
うちだ つかさ 打 田 司 (五十八歳) |
(株) デンソー |
専用機製作業務に長年従事し、特に専用 機組立て、調整技能において卓越した技能 を発揮し、業界の生産性向上に大きく貢献 した。また海外関係会社や国内協力会社に 対して精力的に技能指導を行い、業界の技 能水準の向上に尽力した。 |
愛知県 | ||||
31 | その他 の一般 機械 器具 組立工 |
まえだ ふじお 前 田 藤 男 (五十七歳) |
コベルコ 産機 サービス (株) |
圧縮機・ガスタービン等の回転機械の組 立等の製造業務に従事し、主要部品である ロータの組立精度やバランス精度の向上の ために多くの考案・改善を行い、ロータの 組立・バランス修正技術の基礎を築き、業 界に多大な貢献をした。 |
兵庫県 | ||||
32 | 機械 修理工 |
たけうち しょうご 竹 内 昭 吾 (六十一歳) |
ウイリー ホーゲル オスト (株) |
永年にわたり集中潤滑システムの確立と 普及に従事し、自動給油システムの考案及 び潤滑改善の指導、推進により省力化省エ ネルギーに寄与するとともに生産性の向上 にも大いに貢献し、また、後進の育成を図 るとともに保全技能者に対する潤滑の必要 性重要性を指導、企業の収益向上にも寄与 している。 |
保全 技術者 連盟 |
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33 | 機械時 計組立 調整工 |
おのだ むねとし 小野田 旨 利 (七十歳) |
(有) 小野田 時計店 |
古い機械時計の再生修理の技能に優れ、 特に歯車の歯が破損した時、真鍮板を削っ て一枚の歯を再生させる「入れ歯」の技能 に秀でている。また多数の身体障害者を雇 用し、指導、育成するなど地域社会の福祉 向上に大きく寄与した。 |
静岡県 | ||||
34 | 度量 衡器 製造工 |
いさわ まさみつ 井 沢 正 光 (五十一歳) |
(株)テク ロック |
ダイヤルゲージの組立・修理に長年従事 し、その間に培った知識技能を持ってい る。特にダイヤルゲージを中心とする製造 品全般に渡り、培われた感性により、細か い隅々までの小さい傷一つまでも見抜く心 眼は人間の技能を超越したものがあり、感 度に及ぼす寸法についてはミクロン単位ま で識別出来る能力を有する。 |
日本精 密測定 機器 工業会 |
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35 | 光学レ ンズ工 |
なむら たかお 苗 村 敬 夫 (六十五歳) |
特殊光学 研究所 |
長年にわたり反射鏡等の研磨に従事し、 その卓越した技能をもって、幾多の天文施 設等の反射鏡・レンズを作成、彗星や小惑 星の発見に寄与、宇宙観測の発展・向上に 貢献するとともに、研磨教室を開催し後進 の指導育成にも貢献した。 |
滋賀県 | ||||
36 | 光学レ ンズ工 |
みずのや くにお 水野谷 邦 雄 (五十八歳) |
ユニオン 光学(株) |
昭和四十年、ユニオン光学本社工場にレ ンズ加工技能者として入社以来、終始レン ズ加工の業務に従事し、その間高精度微小 レンズ及び各種結晶研磨の技能向上に努め た。特に高精度微小レンズ手磨き加工の第 一人者である。 |
日本 光学工 業協会 |