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     母子生活支援施設における福祉サービスの第三者評価基準(試案)


V 福祉サービスの適切な実施
 

 1.援助の基本



  V-1-(1) 母子の自立支援に対する基本的な姿勢について配慮し、援助している。



   V-1-(1)-1 母親の自立支援に配慮した適切な援助を徹底している。


    【判断基準】



    a)以下の項目の内6つ以上を実施
    b)以下の項目の内5つを実施
    c)以下の項目の内4つ以下の実施


      ・母親と職員との関係においては信頼関係が構築できるよう配慮し、努

       めている。
      ・母親に対して、命令口調や自尊心を傷つける言葉遣いをしないよう職

       員が徹底している。
      ・母親の相談を引き出せるような働きかけを職員が意識的に行っている。
      ・母親の生活観・人生観・子育て観を尊重し、受容的・支持的関わりに

       心がけている。
      ・母親の自己実現を支援している。
      ・母親が自ら抱えている課題の本質を見極め、解決に向かえるように十

       分な相談支援を行っている。
      ・母親に対する性的な言動を行わない等、セクシャルハラスメントの防

       止を徹底している。

   V-1-(1)-2 子どもの最善の利益を配慮した養育を行っている。


    【判断基準】



    a)以下の項目の内6つ以上を実施
    b)以下の項目の内5つを実施
    c)以下の項目の内4つ以下の実施


      ・子どもと職員との関係においては信頼関係が構築できるよう配慮し、

       努めている。
      ・常に、個々の子どもの発達段階や課題に考慮して援助を行っている。
      ・子どもの意向を可能な限り尊重し、個性や自主性を育てている。
      ・子どもに対する受容的・支持的関わりに心がけ、個々の子どもの気持

       ちを汲み取るよう努めている。
      ・子どもからの相談を引き出せるように働きかけを意識的に行っている。
      ・子どもに逸脱不適応行動等があった場合、単にその行為を取り上げて

       叱責するのでなく、背景にある心理的課題を把握するように努めてい

       る。
      ・母親との関係づくりに配慮した援助を行っている。

   V-1-(1)-3 職務上職員が知り得た個人情報について、秘密保持を徹底している。


    【判断基準】



    a)個人情報の取扱については、規程を定め、管理できる体制ができている。
    b)−
    c)個人情報の取扱については、規程を定めておらず、管理できる体制がで

     きていない。


   V-1-(1)-4 適切な母子の援助を行うため、職員間で打ち合わせをするなど引き

        継ぎ体制が確立している。


    【判断基準】



    a)母子一人ひとりの動きや施設全体の動き等について書面にて引き継ぎを

     行うとともに、口頭においても引き継ぎを行う体制になっている。
    b)母子一人ひとりの動きや施設全体の動き等について書面か、口頭かいず

     れかによって引き継ぎを行う体制になっている。
    c)書面であったり口頭であったりと、職員によってまちまちで引き継ぎを

     行う体制ができていない。

 
 2 利用開始時の支援



  V-2-(1) 利用開始前の援助が適切に行われている。



   V-2-(1)-5 福祉事務所と連携しながら、家庭の状況を把握し、受け入れ準備

         を行っている。


    【判断基準】



    a)以下の項目の内4つ以上を実施
    b)以下の項目の内3つを実施
    c)以下の項目の内2つ以下の実施


      ・福祉事務所と連携して、自立支援に必要な母子に関する情報を得てお

       り、不十分な場合にはすぐに補完している。
      ・入所前協議を行い、入所予定母子の受け入れ準備や初期の処遇につい

       て検討している。
      ・施設全体が入所予定の母子との出会いを楽しみにしながら受け入れ準

       備を行っている。
      ・協議において決まった担当職員は、繊細な配慮により、他の母子に対

       する気配りや居室の表札や郵便受けに名前を入れる等の準備を行って

       いる。
      ・入所前の見学に対して適切な対応をしている。


  V-2-(2) 施設利用時の援助が適切に行われている。



   V-2-(2)-6 施設利用の際に、母子に対して適切な情報提供を行うなど、母子

         の不安を解消し、施設生活を理解できるよう適切な支援を行って

         いる。


    【判断基準】



    a)以下の項目の内7つ以上を実施
    b)以下の項目の内5つ〜6つを実施
    c)以下の項目の内4つ以下の実施


      ・母子が入所することを歓迎している温か味のある雰囲気の中で、母子

       に安心感を与えるような配慮がなされている。
      ・施設での生活について、パンフレット・ビデオ等を用いて、母子に説

       明している。
      ・母子に施設の運営方針、支援方針とともに、面会、外出、外泊等の規

       則について具体的に説明し、同意を得ている。
      ・生活マップを作成する等、施設周辺の地域情報を得られるようにして

       いる。
      ・子どもの長所・能力、日常生活の癖、食べ物の好き嫌い、病歴、国籍

       等、援助にあたって留意すべき子どもの情報を得ている。
      ・母子の希望や意見を引き出せるような言葉遣いを心がけるなど、母子

       の希望を引き出そうとする態度が職員に行き渡っている。
      ・預かるものがある場合には、施設と母子が相互に書類上で確認してい

       る。
      ・施設利用開始時などの心理的不安定期には、心理面での支援を十分に

       行っている。

   V-2-(2)-7 母親の職業能力開発や就労支援を行っている。


    【判断基準】



    a)以下の項目の内7つ以上を実施
    b)以下の項目の内5つ〜6つを実施
    c)以下の項目の内4つ以下の実施


      ・公共職業安定所の活用や就職先の開拓など、母親の心身状態や意向に

       配慮した就労支援を行っている。
      ・母親の適性や経験・希望に配慮した職場探し、能力開発についての相

       談等の支援を行っている。
      ・就労のための保育サービスを行っている。
      ・就労に不安を持つ母親や就業意欲に欠ける母親については、個々の事

       情や背景を十分考慮しながら相談・助言を行っている。
      ・施設内で、就労支援のための講座・勉強会等を行っている。
      ・必要があれば職場との連携・調整を行っている。
      ・職場環境に関する相談・助言を行っている。
      ・職場での権利侵害等の訴えに対して適切な対応をしている。

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