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     母子生活支援施設における福祉サービスの第三者評価基準(試案)


III 地域等との関係
 

 1 地域社会との連携



  III-1-(1) 地域とのつながりを強めるための取り組みを行っている。



   III-1-(1)-1 地域活動への参加や支援等、施設が地域の一員としての役割を

         果たしている。


    【判断基準】



    a)以下の項目の内4つ以上を実施
    b)以下の項目の内3つを実施
    c)以下の項目の内2つ以下の実施


      ・施設に対する理解を推進するため、定例的に発刊している広報紙を地

       域へ配布するなどによって、広報啓発活動を十分に実施している。
      ・町内会、児童会、老人会など地域の諸団体と連絡をとり、施設の行事

       に地域住民を招待している。
      ・施設の職員や母子が町内会や児童会等、地域の諸団体の役員等として

       積極的に活動している。
      ・地域へ施設を開放するための規定を設け、施設のスペースを開放し、

       地域の活動の場として提供している。
      ・法人や施設を支える会、後援会等を組織し、施設サービスの趣旨に賛

       同した地域の人々から支えられている。

   III-1-(1)-2 ボランティアを受け入れるための体制が整備されている。


    【判断基準】



    a)以下の項目の内4つを実施
    b)以下の項目の内3つを実施
    c)以下の項目の内2つ以下の実施


      ・ボランティアの受け入れに関し、機関としての基本的な考え方や方針

       が明文化されている。
      ・その受け入れにあたり、担当者を配置している。
      ・ボランティアに対して必要な事前説明をしている。
      ・ボランティアの受け入れについて、広報や登録が行われているともに、

       記録が整備されている。


  III-1-(2) 地域の社会資源との連携が確保されている。



   III-1-(2)-3 必要な社会資源を明確にし、関係機関・団体等との連携を図る

         ための取り組みを行っている。


    【判断基準】



    a)自らの機関等の役割や機能を達成するために必要となる関係機関・団体

     等のリスト化やそのかかわり方(対応マニュアル等)を明確にし、それに

     応じた連携を図るための定例的かつ必要に応じた具体的な取り組みを行っ

     ている。
    b)自らの機関等の役割や機能を達成するために必要となる関係機関・団体

     等のリスト化やそのかかわり方を明確にしているが、関係諸機関・団体と

     は適宜、必要に応じた連携の機会を確保している状況である。
    c)自らの機関等の役割や機能を達成するために必要となる関係機関・団体

     等が明確でなく、意識的な取り組みは行っていない。

 
 2 福祉人材の育成



  III-2-(1) 実習生の受け入れが適切に行われている。



   III-2-(1)-4 実習生を受け入れるための体制が整っている。


    【判断基準】



    a)以下の項目の内4つ以上を実施
    b)以下の項目の内3つを実施
    c)以下の項目の内2つ以下の実施


      ・実習生の受け入れに対する機関としての基本的な考え方や方針が明文

       化されている。

      ・実習生の受け入れにあたり、実習担当者を配置している。
      ・実習生の受け入れにあたり、説明用資料を作成のもとオリエンテーシ

       ョンを行っている。
      ・実習目的に応じた効果的な実習が行われるためにプログラム等を工夫

       をしている。
      ・実習生にスーパービジョンや反省会等を実施している。

   III-2-(1)-5 実習生の受け入れにあたり、母子の意向を尊重している。


    【判断基準】



    a)実習生を受け入れるにあたり、母子の意向を聞いたり、掲示や会合等の

     場あるいは保護者会等においても報告するなど、母子にあらかじめ伝える

     ための取り組みを行うとともに、実習生を忌避する母子等に対する配慮を

     行っている。
    b)実習生を受け入れるにあたり、母子の意向を聞いたり、母子にあらかじ

     め伝えるための取り組みを行っているが、実習生を忌避する母子等に対す

     る配慮を行っていない。
    c)実習生を受け入れるにあたり、母子の意向を聞いていない。

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