タイトル:平成11年度全国安全週間(第72回)の実施について 本週間 7月 1日〜7月 7日 準備期間 6月 1日〜6月30日 発 表:平成11年5月31日(月) 担 当:労働省労働基準局安全衛生部 電 話 03-3593-1211(内線5481) 03-3502-6754(直通)
「産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全 意識の高揚と安全活動の定着を図ること」を目的として、全国安全週間が本年も7月 1日から7日まで展開される。 本週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、戦中戦後の混乱期も含めて一度の中 断もなく続けられ、本年で72回を迎える。 我が国の労働災害による被災者数は、長期的には減少しているものの、今なお60 万人近い状況にある。 また、労働災害による死亡者数については、平成10年は過去最少を記録した平成 9年に比較してさらに減少し、初めて2,000人台を割り込んだが、なお、1,8 00人を超えている。 さらに、昨年来の橋梁工事現場における架設桁落下災害や列車との接車災害等、一 度に多数の労働者が被災する社会的関心を集める重大な災害も後を絶っていない。 一方、企業の世界的な競争が激化し、生産性の向上、効率化が重視される中で、安 全対策が看過されることが懸念されている。 本年度は平成10年からスタートした第9次の労働災害防止計画の2年目となるが、 死亡災害の大幅な減少を始め我が国の安全水準のより一層の向上を図るためには、各 事業場において、「計画−実施−評価−改善」という一連の過程を明確化した継続的 な安全衛生管理の仕組みの確立を図るなど、関係労使が協力して労働災害発生の潜在 的危険性を低減させることが必要である。 このような観点から、平成11年度の全国安全週間は、 見逃すな危険の芽 さらに高めよう職場の安全 をスローガンとして、別添実施要綱に基づき展開する。