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別紙1





          来島大橋架設桁落下災害について           



1 発生日時  平成10年6月10日(水) 12時07分頃



2 発生場所  愛媛県今治市馬島



3 工事概要 (1)工事名   来島大橋馬島高架部鋼上部工工事

       (2)元請    石播・トピー・片山来島大橋馬島高架部

                鋼上部工工事特定建設工事共同企業体



4 発生状況  橋梁の設置に使用した架設桁を解体する作業において、ワイヤー

 ロープ(φ42mm)4本にて吊っていた架設桁(重さ約47トン)が突然60メー

 トル落下し、作業に従事していた8名のうち7名が転落して死亡し、他の1名が

 重傷を負った。



5 発生原因  現在、架設桁を吊り下ろすためのワイヤロープ、油圧ジャッキ、

 ワイヤロープと架設桁を接合する溶接金具等、複数の要因について調査を行って

 いる。



6 被災者
氏  名 年齢 災害 所属
小川楢昭 56才 死亡 石播・トピー・片山共同企業体(現場副所長)
伊藤雅洋 30才 死亡 石播・トピー・片山共同企業体(工務主任)
梶原政克 49才 死亡 石播・トピー・片山共同企業体
阿部重治 49才 死亡 石播・トピー・片山共同企業体
亀田勝也 31才 死亡 石播・トピー・片山共同企業体
森澤 宏 23才 死亡 石播・トピー・片山共同企業体
杉澤光法 27才 死亡 大瀧ジャッキ(株)
高須賀正司 32才 重傷 石播・トピー・片山共同企業体(工事主任)


7 労働省の対応

  災害発生後直ちに愛媛労働基準局に対策本部(本部長溝井局長)を設置し、愛

 媛労働基準局及び今治労働基準監督署が合同で災害調査にあたっている。

  本省安全衛生部からも、直ちに安全課長ほか1名を、産業安全研究所から建設

 安全研究部長を現地に派遣した。

  12日も現地で災害調査を実施中である。





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