タイトル：平成１０年度全国安全週間（第７１回）の実施について 本週間 ７月１日〜７月 ７日 準備期間 ６月１日〜６月３０日 発 表：平成１０年５月２９日 担 当：労働基準局安全衛生部安全課 電 話 03-3593-1211 (内線5481) 中央労働災害防止協会 電 話 03-3452-6841(内線 210)
「産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全 意識の高揚と安全活動の定着を図ること」を目的として、全国安全週間が本年も７月 １日から７日まで展開される。 本週間は、昭和３年に初めて実施されて以来、戦中戦後の混乱期も含めて一度の中 断もなく続けられ、本年で第７１回を迎える。 我が国の労働災害による被災者数は、関係者のたゆまぬ努力の積み重ねにより全体 としては減少傾向にあるものの、今なお年間約５８万人が被災している。また、労働 災害による死亡者数については、平成９年は４年ぶりに前年に比べ減少し、過去最少 を記録したが、依然として２千人台で推移している。 また、昨年来の建設工事現場における橋桁落下災害や爆発災害等社会的関心を集め る災害が跡を絶っていない。 さらに、企業の世界的な競争が激化し、生産性の向上、効率化が重視される中で、 安全衛生対策が看過されることも懸念されている。 平成１０年度からは、新たに第９次の労働災害防止計画がスタートしたが、同計画に 基づき、死亡災害の大幅な減少を始め、我が国の安全水準のより一層の向上を図るた めには、まず各事業場で、これまで成果を上げてきた安全活動の原点に改めて立ち返 って、事業者、労働者の安全意識の高揚を図るとともに、情報化、サービス経済化等 により労働者の働き方や職場環境が大きく変化していることにも配慮しつつ、職場の 危険性を事前に除去する努力を行っていくことが必要である。 このような観点から、平成１０年度の全国安全週間は、
今一度確認しよう『安全第一』 つみ取ろう職場にひそむ危険の芽
をスローガンとして、別添実施要綱に基づき展開する。