タイトル:廃棄物焼却施設労働者の血液中ダイオキシン類濃度の調査結果について







発  表:平成12年9月14日(木)

担  当:労働省労働基準局安全衛生部化学物質調査課

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                     03-3502-6756(夜間直通)






1 平成12年9月4日に開催された「清掃業等におけるダイオキシン類等の労働者

 へのばく露実態の把握に関する調査研究委員会(ダイオキシン類による健康影響調

 査研究委員会)」において、平成11年度に調査が実施された12施設の廃棄物焼

 却施設労働者の血液中ダイオキシン類濃度の分析結果等が、別添のとおり報告され

 た。



2 今回報告された廃棄物焼却施設労働者194名の血液中ダイオキシン類濃度は、

 平均25.5pg−TEQ/g脂肪(最小値 5.2pg−TEQ/g脂肪、最大値71.3pg−TEQ/g脂肪

 )であった。これは日本人のバックグラウンド値とほぼ同じである。



3 なお、平成12年度においても同様に全国の廃棄物焼却施設労働者の血液中ダイ

 オキシン類濃度等に関する調査を行う予定である。 





 ○ ダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン類(PCDDs)、

  ポリ塩化ジベンゾフラン類(PCDFs)及びコプラナーPCBをいう。



 ○ 1pg(ピコグラム)とは、1グラムの1兆分の1の質量である。



 ○ TEQはダイオキシン類の毒性を、最も毒性が強い2,3,7,8−四塩化ジベンゾ

  −パラ−ジオキシン(2,3,7,8−TCDD)の毒性に換算したことを表すものであ

  る。

  

別添 調査概要

表1 調査対象者の血液中ダイオキシン類濃度

表2 廃棄物焼却施設作業場の作業環境測定結果


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