タイトル:豊能郡美化センター解体工事関係労働者の血液中ダイオキシン類について



発  表:平成12年7月12日(水)

担  当:労働省労働基準局安全衛生部化学物質調査課

                 電 話 03-3593-1211(内線5511,5515)

                     03-3502-6756(直通)




1 平成12年7月12日、日立造船(株)より大阪労働局に対し、豊能郡美化セン

 ター解体工事関係労働者35名の血液中ダイオキシン類濃度の分析結果等について

 報告があった。(別添参照)



2 今回報告された豊能郡美化センター解体工事関係労働者35名の血液中ダイオキ

 シン類濃度は、解体作業後については、平均680.5pg-TEQ/g脂肪(最小値 52.4pg-

 TEQ/g脂肪、最大値 5380.6pg-TEQ/g脂肪)であった。



3 労働省では、大阪労働局長より日立造船(株)あて、労働安全衛生法第66条4

 項に基づき、関係労働者の健康診断を行う旨指示するとともに、専門家による委員

 会を設置し、今回の原因調査並びに焼却施設の解体作業マニュアルの作成を行うこ

 ととした。





○ ダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン類PCDDs、ポリ塩化ジベンゾ

 フラン類(PCDFs)及びコプラナーPCBをいう。

○ 1pg(ピコグラム)とは、1グラムの1兆分の1の質量である。

○ TEQはダイオキシン類の毒性を、最も毒性が強い2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-

 ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)の毒性に換算したことを表すものである。


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