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                用語の説明





1 「手助けや見守りを要する者」とは、次の11項目のいずれかに該当する40歳以上

 の者(ただし、65歳未満については、介護保険制度の要介護認定申請を行った者)

 をいう。



 (1) 短い距離(数歩から200メートル以内)を歩く時に手助けや見守りが必要な者



 (2) ベッドや床から起き上がる時に手助けや見守りが必要な者



 (3) いすに座ったり立ち上がったりする時に手助けや見守りが必要な者



 (4) 衣服を着たり脱いだりする時に手助けや見守りが必要な者



 (5) 手や顔を洗う時に手助けや見守りが必要な者



 (6) 食事をする時に手助けや見守りが必要な者



 (7) 排せつに際し手助けや見守りが必要な者



 (8) 入浴をする時に手助けや見守りが必要な者



 (9) 意志疎通が困難な者



 (10) 生年月日を答えられない者



 (11) 徘徊をする者





2 「要介護者」とは、介護保険法の要介護と認定された者((1)要介護状態にある

 65歳以上の者、(2)要介護状態にある40歳以上65歳未満の者であって、その要介護

 状態の原因となった心身の障害が特定疾病によるもの)をいう。





3 「要支援者」とは、介護保険法の要支援と認定された者((1)要介護状態となる

 おそれがある状態にある65歳以上の者、(2)要介護状態となるおそれがある状態に

 ある40歳以上65歳未満の者であって、その要介護状態となるおそれのある状態の原

 因となった心身の障害が特定疾病によるもの)をいう。





4 「要介護等の認定状況」は、次の分類による。



 (1) 要支援(社会的支援を要する状態)



  ・ 居室の掃除などの身の回りの世話の一部に何らかの介助(見守りや手助け)

   を必要とする



  ・ 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とす

   ることがある



  ・ 排せつや食事はほとんど自分ひとりでできる



  などの方が含まれる状態をいう。



 (2) 要介護1(部分的な介護を要する状態)



  ・ みだしなみや居室の掃除などの身の回りの世話に何らかの介助(見守りや手

   助け)を必要とする



  ・ 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とす

   る



  ・ 歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とすること

   がある



  ・ 排せつや食事はほとんど自分ひとりでできる



  ・ 問題行動や理解の低下がみられることがある



  などの方が含まれる状態をいう。



 (3) 要介護2(軽度の介護を要する状態)



  ・ みだしなみや居室の掃除などの身の回りの世話の全般に何らかの介助(見守

   りや手助け)を必要とする



  ・ 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とす

   る



  ・ 歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とする



  ・ 排せつや食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とすることがある



  ・ 問題行動や理解の低下がみられることがある



  などの方が含まれる状態をいう。



 (4) 要介護3(中程度の介護を要する状態)



  ・ みだしなみや居室の掃除などの身の回りの世話が自分ひとりでできない



  ・ 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作が自分ひとりでできない



  ・ 歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分ひとりでできないことがあ

   る



  ・ 排せつが自分ひとりでできない



  ・ いくつかの問題行動や理解の低下がみられることがある



  などの方が含まれる状態をいう。



 (5) 要介護4(重度の介護を要する状態)



  ・ みだしなみや居室の掃除などの身の回りの世話がほとんどできない



  ・ 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作がほとんどできない



  ・ 歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分ひとりではできない



  ・ 排せつがほとんどできない



  ・ 多くの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある



  などの方が含まれる状態をいう。



 (6) 要介護5(最重度の介護を要する状態)



  ・ みだしなみや居室の掃除などの身の回りの世話がほとんどできない



  ・ 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作がほとんどできない



  ・ 歩行や両足での立位保持などの移動の動作がほとんどできない



  ・ 排せつや食事がほとんどできない



  ・ 多くの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある



  などの方が含まれる状態をいう。





5 「世帯構造」は、次の分類による。



 (1) 単独世帯

    世帯員が一人だけの世帯をいう。



 (2) 核家族世帯

    夫婦のみの世帯、夫婦と未婚の子のみの世帯、又はひとり親と未婚の子のみ

   の世帯をいう。



 (3) 三世代世帯

    世帯主を中心とした直系三世代以上の世帯をいう。



 (4) その他の世帯

    上記(1)〜(3)以外の世帯をいう。





6 「高齢者世帯」とは、65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18歳未満の

 未婚の者が加わった世帯をいう。



7 「心身の状況」とは、「移乗」「食事摂取」「嚥下」「排便の後始末」「排尿

の後始末」「便意の有無」「尿意の有無」「一般家庭用浴槽の出入り」「ズボンの着

脱」「つめ切り」「洗顔」「意志疎通」「生年月日」「徘徊」の14項目をいう。



 (1) 移乗

    「ベッドから車いす(いす)へ」「車いす(いす)からポータブルトイレへ」

   「畳からポータブルトイレへ」等乗り移ることをいう。



 (2) 嚥下

    咀嚼(食べ物を噛む)とは異なり、飲み込むという行為をいう。



 (3) 意志疎通

    意志を伝達できるかどうかをいう。



 (4) 生年月日

    生年月日又は年齢を答えられるかどうかをいう。



 (5) 徘徊

    目的もあてもなく歩き回る状態をいう。

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