タイトル:平成11年秋の叙勲について 発 表:平成11年11月3日(水) 担 当:労働省労働大臣官房秘書課 電 話 03-3593-1211(内線5031) 03-3502-6707(夜間直通)
1 平成11年秋の叙勲受章者は、10月26日(火)の閣議で決定され、上奏裁可を仰 いだ後、11月3日(水)付けで発令される。 労働省関係の今回の受章者は、62名である。 2 勲章は、各都道府県知事等から推薦された人たちの中から選ばれた方々で、多 年にわたり労働行政の発展に尽力された方々に授与されるものである。 3 勲章の伝達は、勲三等以下の受章者については各省庁で行うこととされている が、労働省では、来る11月10日(水)中央合同庁舎第五号館において伝達式を催 し、労働大臣からこれらの受章者に伝達する予定である。受章者は、伝達後皇居 に赴き天皇陛下に拝謁する。 4 受章者の中には、次の方々が含まれている。 (1)藤原 巖(ふじわら いわお)(元日本労働組合総連合会副会長71歳 埼玉県) 勲三等旭日中綬章 35年間の長きにわたる労働運動に全力で邁進し、この間、全金同盟(現ゼンキ ン連合)書記長8年・同組合長6年、同盟副会長(3年10月)、全日本民間労働 組合連合会(民間連合)副会長2年、日本労働組合総連合会(連合)副会長1年 などの要職を歴任するとともに、中央職業安定審議会委員(15年8月)、中央労 働委員会委員(8年8月)、社会保障制度審議会委員(2年10月)などの公職に も就任し、常に我が国中小企業に働く者の立場に立ち、労働条件の向上に寄与す るとともに、労働運動の民主的発展に尽力した。 また、労働組合レベルでの国際連帯活動にも力を入れ、我が国民間労働外交の 先駆者として活躍するとともに、労働組合の立場から生産性向上運動の推進に大 きな役割を果たした。 (2)木村 たま子(きむら たまこ)(全日本民営職業紹介事業福祉協会常務理事75 歳 東京都)勲五等瑞宝章 昭和16年に看護婦学校を卒業。昭和18年から39年までの21年間、一般病院の看 護婦及び看護婦家政婦紹介所に登録した看護婦として従事し、その豊富な経験を 生かして昭和39年に高田看護婦家政婦紹介所(現(有)宝ホームケアサービス社) を設立し所長として就任、今日まで34年有余にわたり介護人材の需給の円滑化に 努め雇用の安定に貢献する一方で、民営職業紹介事業の発展と看護婦家政婦等の 資質の向上及び福祉の増進に尽力するなど大きな功績を残している。 また、後進の指導育成にも尽力し、日本民営看護婦家政婦連合会の副会長及び 所長研修会会長として精力的、積極的に活躍し、各関係機関等から極めて高い評 価と信頼を受けている。