タイトル:毎月勤労統計調査 平成10年分結果確報

     ・現金給与総額は、初めてのマイナスに

         ・所定外労働時間は、4年ぶりに減少

         ・一般労働者の雇用も減少 



発  表:平成11年2月15日(月)

担  当:労働省労働大臣官房政策調査部

     統計調査第一課     

                 電 話 03-3593-1211(内線5235,5236)




概  況

1 賃  金
平均月間現金給与総額は、366,481円、前年
比1.3%減と初めてマイナスとなった。現金給与総額のうち、きま
って支給する給与は、287,853円、0.3%減であり、所定内
給与は、269,726円、0.2%増で、所定外給与は、18,12
7円、7.1%減、特別に支払われた給与は、78,628円、5.0
%減であった。
 実質賃金は、2.0%減であった。

2 労働時間
平均月間総実労働時間は、155.9時間、前年比
1.1%減であった。
 総実労働時間のうち所定外労働時間は、9.6時間、7.6%減と
4年ぶりの減少となり、所定内労働時間は146.3時間、0.6%
減であった。製造業の所定外労働時間は、12.0時間、15.0%
減と大幅な減少であった。
 なお、年平均の月間の時間数を12倍して年換算すると、総実労
働時間は規模5人以上で1,871時間となり、規模30人以上では
1,879時間となった。所定内労働時間は1,756時間(30人
以上では1,742時間)であった。

3 雇  用
常用雇用の動きをみると、前年比0.1%増、この
うち一般労働者は0.8%減と減少に転じ、パートタイム労働者は4
.4%増とパートタイム労働者は8、9年に引き続いて高い伸び
となった。



賃金
(月間)
現金給与総額 きまって支
給する給与
所定内給与 所定外給与 特別に支払
われた給与
366,481

(-1.3)
287,853

(-0.3)
269,726

( 0.2)
18,127

(-7.1)
78,628

(-5.0)
労働
時間
(月間)
(年間)
総実
労働時間
所定内
労働時間
所定外
労働時間
出勤日数 所定外
労働時間
(製造業)
155.9
時間
(-1.1)
146.3
時間
(-0.6)
9.6
時間
(-7.6)
20.1

<0.0> 12.0
時間
(-15.0)
1,871時間
[1,879時間]
1,756時間
[1,742時間]
115時間
[137時間]
      144時間
[162時間]
雇用
労働
異動
(月間)
常用労働者 一般労働者 パートタイム
労 働 者
入 職 率 離 職 率
41,323
千人
( 0.1)
34,602
千人
(-0.8)
6,721
千人
( 4.4)
 1.88

<-0.11>
<-0.11>
 1.96

<-0.04>

 



 注 1) ( )内は前年比(%)、< >内は前年差(ポイント又は日)、[ ]

    内は事業所規模30人以上である。

   2) 総実労働時間、所定内労働時間の年換算値については、各月間平均値を

    12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したものである。所定外労働時間

    については、総実労働時間の年換算値から所定労働時間の年換算値を引い

    て算出している。 





  

1 賃  金



    平成10年の一人平均月間現金給与総額は、規模5人以上で366,481

  円、前年比1.3%減であった。

   現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、287,853円、0.3%減

  であった。また、所定内給与は、269,726円、0.2%増で、所定外給与は

  、18,127円、7.1%減、特別に支払われた給与は、78,628円、5.0

  %減であった。

   実質賃金は、2.0%減であった。

   現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は 419,095円、0.9

  %減となり、パートタイム労働者は95,026円、0.4%増であった。 

  


 賃金の推移のグラフ 第1表 時系列表第1表


  

2 労働時間



    平成10年の一人平均月間総実労働時間は、規模5人以上で155.9時間

  、前年比1.1%減であった。

   総実労働時間のうち所定内労働時間は、146.3時間、0.6%減、所定外労

  働時間は、9.6時間、7.6%減であった。

   また、製造業の所定外労働時間は、12.0時間、15.0%減であった。

   なお、月間の時間数を12倍して年換算すると、総実労働時間は1,871時

  間、所定内労働時間は1,756時間であった(平成9年総実労働時間1,891

  時間、所定内労働時間1,768時間)。

   総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は167.5時間、0.8%減

  となり、パートタイム労働者は95.8時間、1.1%減であった。 

  


 労働時間の推移のグラフ 第2表 時系列表第2表


  

3 雇  用



    平成10年平均の常用雇用の動きをみると、全体では事業所規模5人以上

  で前年比0.1%増、一般労働者は0.8%減、パートタイム労働者は4.4%

  増であった。

   主な産業についてみると、製造業1.4%減、卸売・小売業,飲食店0.5%

  減、サービス業2.0%増であった。 

  


 雇用の推移のグラフ 第3表 時系列表第3表


 時系列表第4表 時系列表第5表

 付表

   

第4表 就業形態別現金給与額
第5表 就業形態別月間労働時間及び出勤日数
第6表 就業形態別労働異動率
第7表 パートタイム労働者比率
第8表−1 賃金指数及び労働時間指数(平成10年歴年分)(5人以上)
第8表−2 常用雇用指数及び入離職率(平成10年歴年分)(5人以上)
第8表−3 賃金指数及び労働時間指数(平成10年歴年分)(30人以上)
第8表−4 常用雇用指数及び入離職率(平成10年歴年分)(30人以上)


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