3 地域別賃金 全国を13ブロックに分けて地域別に賃金をみると、技能職種計では南関東が 17,750円で最も高く、次いで京阪神17,270円、近畿16,830円 、東海16,150円の順となっており、南九州11,990円、東北13,1 00円、北九州13,220円、山陰13,280円、四国13,760円など で低くなっている。 南関東の賃金を100とした地域間格差をみると、技能職種計では南九州68 、東北、北九州で74、山陰で75となり他の地域と比べて格差が大きい。この 5年間での地域間格差の推移をみると、いずれの地域も平成9年までは縮小傾向 にあったが、平成10年は一部の地域(東海、近畿、山陰、四国)を除き拡大し ている。 同様に主要11職種について地域間の賃金格差をみると、大工、機械運転工な ど6職種で南関東、配管工、とび工など4職種で京阪神、電気工が近畿で賃金が 最も高くなっている(第4図、第4表)。