タイトル:第90回ILO総会の会期、議題及び我が国の代表団の氏名について
発 表:平成14年5月29日(水)
担 当:厚生労働大臣官房国際課
電 話 03-5253-1111(内線7310)
03-3595-2402(夜間直通)
国際労働機関(ILO)の第90回総会は、スイス国ジュネーブにおいて開催され
る。会期、主な議題及び5月17日付で閣議決定された我が国代表団の氏名は下記の
とおりである。
記
【会期】
平成14年6月3日(月)から6月20日(木)まで
【主な議題】
1.財政議題
昨予算年期に生じた約1億100万スイスフランの余剰金の扱いに関する最終決
定が行われる。
2.理事選挙
本年総会は3年ごとの理事選挙に当たっており、我が国労使理事も改選される。
(政府は常任理事。)なお、我が国は70年代から政労使揃って理事を務めILO
活動への影響力を行使してきた経緯がある。
3.グローバルレポート審議
本年は「児童労働」をテーマとして、労働における基本的原則と権利に関するI
LO宣言のフォローアップ審議が行われる。
4.条約勧告適用委員会
条約勧告適用専門家委員会の報告をもとに、各国の条約の適用状況等について審
議する。
5.協同組合の促進(第2次討議)
昨年の総会における第1次討議を受けた最終討議が行われ、第127号勧告を改
正する新文書が採択される予定。新文書は、協同組合活動の促進に当たって政労使
が担うべき役割や政策枠組のあり方を扱う内容となっている。
6.業務災害・職業病の記録及び報告(1回討議)
業務災害・職業病の原因を特定し、予防措置を講ずることに資するため、記録・
報告に関する第155号条約(職業安全衛生)の付属議定書と記録・報告・補償の
ための職業病一覧表に関する勧告の採択に向けた討議が予定されている。
7.インフォーマル・エコノミー(一般討議)
インフォーマルセクターにおける労働は、近年の経済改革やグローバル化を受け
て市場経済移行国及び途上国において拡大しているが、その実態は必ずしも明らか
になっていない。一般討議においては全ての労働者によるディーセントワーク(注)
の確保を目的として多方面からこの問題を議論し、適切な政策枠組等について検討
する。
(注)権利が保障され十分な収入を生み、適切な社会的保護が供与された生産的
で働きがいのある仕事
【日本代表団の氏名】 (別紙)
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