3 労使関係・労使関係制度の動向

 

(1)労働組合組織



  (1) 欧米諸国

     組織率は、イギリス、ドイツ、オーストラリア等が20〜30%台と比較的高

    く、アメリカが10%台と低い。先進諸国では労働組合員数が減少を続け、労

    働組合組織率も低下傾向にある。



  (2) アジア諸国

     組織率は、韓国、シンガポールは10%台と低い。韓国、香港、シンガポー

    ル等、一部の国では労働組合員数が増加している。

 

(2)労使関係制度の動向



  (1) アメリカでは、2001年2月のアメリカ労働総同盟・産業別組合会議(AF

    L−CIO)執行評議会において組織拡大等について話し合いがなされた。

    イギリスでは、雇用関係法に基づく労使関係規則のうち、組合承認に関する

    規則等が施行された。EUでは、欧州会社法案に関係する指令案等について

    合意がなされた。



  (2) 韓国では、労使政委員会による「労働組合及び労働関係調整法」付則改正

    の決定が行われた。中国では「賃金に関する集団交渉についての試行規制」

    の制定が行われた。



  (3) ニュージーランドでは、雇用関係法が成立した。

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