日本労働研究機構
 
過労運転で運送会社捜索/運転手の速度違反も容認

 従業員の過労を認識しながらトラックを運転させた上、スピード違反も容認したとして、兵庫県警交通捜査課などは10日、道交法違反(過労運転の容認など)の疑いで千葉、神奈川、兵庫、愛媛の各県の運送会社計4社を家宅捜索した。

 過労運転の容認などをめぐっては、重大事故で運行管理者らが摘発されることは多いが、今回の4社のうち3社の運転手は事故を起こしておらず、警察庁は「こうしたケースでの摘発は珍しい」としている。

 家宅捜索を受けたのは甚兵衛急送(千葉県佐倉市)、阿部興業(横浜市金沢区)、三和組運送店(神戸市西区)、一宮運輸(愛媛県新居浜市)。

 調べによると、4社は今年1月から6月にかけ、過労運転となる恐れのある運転手に対し、神奈川〜山口間などの長距離運転を指示。うち3社は法定速度では間に合わない到着時間を指定し速度違反も容認した疑い。

 3社の運転手はいずれも兵庫県内の山陽自動車道などを走行中に速度違反の取り締まりを受け、過労運転の容認が発覚。残る1社の運転手は追突事故を起こしていた。

 県警交通捜査課の川崎健次次席は「全国で高速道路の多重事故が相次いでおり、悲惨な事故を未然に防ぐため捜索に踏み切った」と話している。

7月10日(共同通信)

 
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