「3年連続の賃上げ」と「昨年以上の賞与・一時金」を評価/経団連

(2016年3月18日 調査・解析部)

[労使]

経団連の榊原定征会長は16日、主要企業の春闘一斉回答を受けて、「多くの企業が、3年連続となるベースアップの実施と、昨年以上の賞与・一時金の支給を回答したことは、デフレからの脱却と持続的な経済成長の実現という社会的要請も重視しながら、自主的な経営判断の結果として、自社の収益に見合った積極的な対応をとったものであり、率直に歓迎したい」とするコメントを発表した。また、賃上げについて、「1年前と比べて先行き不透明感が高まっているなか、ここ2年間続いてきた賃金引き上げのモメンタムが継続されたことは、今後の日本経済を明るくするものといえる」と指摘した。