政府の労災防止計画に対応した労働安全衛生指針を策定/連合

(2013年6月19日 調査・解析部)

[労使]

連合(古賀伸明会長)はこのほど、政府が今年4月から5カ年計画として取り組みをスタートさせた「第12次労働災害防止計画(略称:12次防)に対応した「連合労働安全衛生取り組み指針」をまとめた。

指針は、政府が防災計画を策定するタイミングに合わせて改定しているもの。具体的な内容は、 (1) 労働災害の防止に向けた対応(2) メンタルヘルス対策等の強化 (3) 過重労働対策の強化 (4) 健康管理の促進等(5) 労働安全衛生対策の強化と労働組合における人材育成 (6) 情報発信・ネットワークの強化(7) 東日本大震災を受けた対応――の7項目で構成している。労働安全衛生対策の内容は、産業ごとに異なるため、連合本部・構成組織・地方連合会で取り組むべき課題のうち、共通して重要と考えられるものを軸に策定したという。

なお、連合は先の通常国会で廃案になった改正労働安全衛生法案の再提出を求めていく考えも示しており、12次防のなかで法制化が必要なものについては、労働政策審議会の議論を経たうえで同法案に盛り込むべきだとしている。

連合労働安全衛生取り組み指針「連合の労働安全衛生」新しいウィンドウを開きますPDF