基幹労連加盟の大手労組が要求提出

(2012年02月17日 調査・解析部)

[労使]

基幹労連(神津里季生委員長、25万2,000人)に加盟する鉄鋼、造船重機、非鉄金属の大手労組は10日、2012春季取り組みの要求書を会社側に提出した。

新日鉄やJFEスチールなどの鉄鋼総合の労組は、「子育て世代支援の総合的な施策とそのための財源投入」の要求で足並みを揃えた。三菱重工などの総合重工組合は、「2年をひとつの単位として3,000円」の賃金改善原資を要求。非鉄大手では、三菱マテリアルが交替手当の改善、JX金属は「直長手当と住宅手当の見直し」など、各組合が抱える個別課題に対する改善要求を行った。今後、3月14日の回答指定日に向け、交渉を本格化させる。

▽基幹労連「総合組合のAP12春季取り組み要求内容」PDF