牧厚生労働副大臣、都内ハローワークを視察

(2011年12月16日 調査・解析部)

[行政]

牧義夫厚生労働副大臣は12月14日、都内にあるハローワーク新宿と東京キャリアアップハローワークを訪れ、年末年始に向けた住居・生活困窮者支援対策の実施状況を視察した。現地視察を終え、牧副大臣は住まいや暮らしに困っている求職者が安心して年を越せるよう、万全な取り組みを進めていくことを強調した。

今回の視察は、ハローワークでの住居や生活の相談支援、求職者支援制度に関する相談、担当者制による就職支援、求職活動向けセミナーなどの支援の実態を把握するために実施したもの。視察後、牧副大臣は、「全国のハローワークでは年末に向け、地方自治体などの関係機関と連携し、住宅や生活に困っている失業者を対象に、様々な支援を重点的に展開している。1日3,000人が訪れるハローワーク新宿でも、マンツーマンできめの細かい取り組みが行われていることが実感できた」と感想を述べたうえで、「住まいや暮らしに困っている人が安心して年末を迎えることができるよう、各種支援策の周知徹底を図るなど万全な取り組みを進めていく」ことを強調した。

住居・生活困窮者に対する年末に向けた集中的支援

ハローワークでは年末に向け、住居・生活困窮者に対する集中的支援を進めている。常設の住居・生活相談支援事業に加え、地元自治体と連携した仕事・住まい・暮らしの総合相談会や就職面接会の開催、求職者支援制度のPRにも力を入れる。年末までにひとりでも多くの住居・生活困窮者に情報が行き渡るよう、各地のネットカフェ、コンビニエンスストア、福祉事務所、図書館などへチラシを配布。住居・生活困難者のハローワークへの誘導、再就職支援につなげる考えだ。

  • 仕事、住まい、生活にお困りの方へ/厚生労働省

「首都圏年内就職応援キャンペーン2011」の実施

首都圏各労働局(東京・埼玉・千葉・神奈川)では、住居・生活困窮者が年内にひとりでも多く再就職し、安心して年末年始を迎えられるよう、10月から12月にかけ、「首都圏年内就職応援キャンペーン2011」を実施している。キャンペーン期間中は、管内のハローワークにおいて、 (1)専門アドバイザーがすまいや暮らしに関する各種支援策を紹介、 (2)就職支援セミナーでは職務経歴書の書き方や面接成功のコツなどを伝授、 (3)就職面接会の集中的開催、 (4)新しい仕事にチャレンジする求職者には職業訓練のあっせん――など各種の就職支援策を強化し、PR活動も展開する。1都3県が連携し、「求人確保」「情報提供」「就職支援」に取り組み、住居・生活困窮離職者が安心して年末を迎えることができるよう万全の取り組みを進める。

▽各労働局のキャンペーン詳細

  • 東京労働局PDF
  • 埼玉労働局PDF
  • 千葉労働局PDF
  • 神奈川労働局PDF