中高年男性の4人に1人が「相談相手いない」/連合総研調査

(2011年5月6日 調査・解析部)

[労使]

中高年男性の4人に1人が困ったときに相談する相手がいない――こんな調査結果が4月27日、連合のシンクタンクである連合総研の「第21回勤労者の仕事と暮らしについてのアンケート調査」で明らかになった。「相談相手がいない」割合は、男性(20.4%)が女性(10.3%)の2倍。これをさらに年齢別にみると、相手がいないのは男性40歳代で23.0%、男性50歳代で25.4%と中高年層で4分の1前後となっているのに対して、男性20歳代、男性30歳代の若年層ではそれぞれ16.8%、17.3%と大幅に下回っている。女性では、いずれの年齢層も10%前後で差があまり見られない。雇用形態では、男性非正社員で3割近くが「相談相手がいない」と答えている。調査は、景気動向や仕事と暮らしについての勤労者の意識を探るため、2001年から実施しているもの。