2010春闘、金属など主要産業の経営側が一斉に回答
(2010年4月16日 調査・解析部)
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- 2010年の春季労使交渉(春闘)は17日に、自動車、電機など金属関係を 中心とした主要産業の経営側が一斉に回答した。リーマンショック以降続 いた業績の低迷を抜け出しつつあるなか、組合要求通りの定期昇給・賃金 (体系)カーブを維持し、一時金も前年実績を上回る回答が目立った。ま た、非正規雇用の処遇改善を求める組合が増えたことも今季の特徴となっ ている。
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- <連合会見> 賃金カーブ維持の貫徹が重要/連合古賀会長
- <日本経団連会長コメント>
<参考>今春闘の動向(既報)
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- 中小・パート労働者の交渉強化で賃金水準低下阻止を/連合共闘推進集会
- 定昇込みの平均賃上げ5,186円/連合第2回回答集計
- 300人未満中小労組の平均賃上げ4,060円/連合・中小共闘センター
- パート労働者の賃上げは約11円に/連合・パート共闘会議
- 202組合の単純平均で5,252円(1.66%)/国民春闘共闘の賃上げ集計
- 金属中堅・中小労組も賃金構造維持分を確保/金属労協
- 定昇込みの平均賃上げ5,369円/連合第1回回答集計
- 生活とモチベーション維持しうる回答/金属労協の会見
- 自動車メーカーはそろって賃金カーブ維持/一時金ではバラつきも
- 賃金体系維持と一時金4カ月以上を確保して決着/電機連合
- 回答は「人への投資」につながり得るもの/基幹労連
- 月給制平均1万円以上、時給制60円以上を要求/介護クラフトユニオン
- 賃金カーブ維持、一時金は昨年実績以上/自動車メーカー労使交渉
- 前年水準の年収確保を/NTT労組中央委
- 教育政策の転換求める運動方針など決定/全教の定期大会
- 2,500円のベア要求を決定/私鉄総連拡大中央委員会
- 60歳以降の雇用確保について協議求める/基幹労連の春闘方針
- 現行の賃金水準の維持・確保が至上命題/電機連合の要求方針
- 2010春闘方針と当面の闘争方針を決定/自治労中央委
- 賃金体系維持分の確保と到達水準を目安に/UIゼンセン闘争方針
- 賃金体系維持分の確保徹底を/JSD中央委
- 中小共闘支援拡大センターを設置し交渉力テコ入れ/フード連合中央委
- 連合と日本経団連が首脳会談/2010春闘が事実上スタート
- 賃上げ要求基準を4,500円に/JAM中央委員会