非正規センター準備会を発足/全労連

(調査・解析部)

[労使]

全労連(坂内三夫議長)は19日、パートや臨時職員、派遣労働者など非正規労働者の要求実現や組織化をすするための拠点となる「非正規雇用労働者全国センター(仮称)」(略称:非正規センター)の準備会を立ち上げた。

同センターは、全労連内のパートや派遣、ヘルパーなど4つの組織の運動を束ね、弁護士や医者、学者など幅広い市民と協力して運動を進める。集会には約100人が参加し、情報発信のために開設したホームページが披露された。

全労連はこれまでに、 (1) パート・臨時労組連絡会 (2) ヘルパーネットワーク (3) 派遣請負労働者連絡会 (4) 外国人労働者連絡会――を発足させ、それぞれの課題に取り組んできた。非正規センターは、これら4組織を束ね、共通する課題についての調査や政策提言などの運動を展開する方針だ。19日には都内で発足集会を開催。パートやアルバイトなどで働く労働者が職場の過酷な実態をリレートークした。

同センターは今夏の定期大会で正式発足をめざす。