「年金改悪阻止」国会行動を実施/連合

(調査・解析部)

[労使]

連合は21日、国会周辺で「年金改悪阻止」国会行動を展開した。午前10時から組合員が、座り込みを開始。昼前からは、民主・社民両党の国会議員も参加し、政府案の撤回に向けて国会前で集会を開催した。

国会行動は、午前10時からの議員会館前座り込みから始まり、約1,000人が参加。昼前には、民主・社民両党の国会議員らも参加し、政府案撤回に向けて約2,300人が集会を国会前で行い、協力政党、各地方連合会が決意表明した。

連合は、今国会における年金制度改革の審議にあたり、抜本改革なき負担増・給付削減に反対する立場から、政府案の撤回を求めた。安心と信頼の年金制度の実現に向け、基礎年金の財源を税にすることなどをもりこんだ抜本的改革案を提示している。

冒頭の挨拶で、笹森会長は、政府法案は「給付の切り下げと負担増、そして税金までも引き上げる、今までで一番ひどい法案だ」と批判。「連合は国民の声を総結集して改悪案を阻止し、安心して老後が暮らせる抜本的改革に向け闘い抜く」と決意表明した。

一方、全労連も同日、年金改悪法案廃止にむけ、日比谷野外音楽堂から国会に向けて、約1,500人が国会請願デモをおこなうなど、国会周辺では、終日デモや座り込みが展開された。