過労自殺で遺族と和解 システム会社が解決金/大阪地裁

[判例命令]

システム開発会社「オービーシステム」(大阪市)の社員だった男性=当時(57)=が自殺したのは、長時間労働でうつ病を発症したのが原因だとして、大阪府内に住む妻ら遺族4人が会社と当時の上司らに約1億4,000万円の損害賠償を求めた訴訟があり、会社が解決金を支払う内容の和解が16日、大阪地裁(倉地真寿美裁判長)で成立した。金額は非公表。

原告側によると、男性は、東京本社に単身赴任していた2014年1月、マンションから飛び降りて自殺した。品川労働基準監督署は労災と認定。パソコンの使用記録などから、うつ病発症前6カ月間の残業時間は月127~170時間とした。

和解条項では、会社側が自殺は過重労働が原因と認め、使用者として十分な配慮を欠いたことを謝罪。今後、過重労働にならないよう努め、社員に和解を周知する。

妻は「納得のいく内容でようやく安堵できる」とコメント。同社は「故人、遺族におわび申し上げる」とした。

(時事通信)
2017年10月16日