嘱託医過労死で両親提訴 沖縄県に2億円請求

 共同通信によると、沖縄県立中部病院で嘱託医として勤務していた男性=当時(30)=が死亡したのは、過重な業務を軽減させるなど適切な措置をとる義務を怠ったのが原因として、男性の両親が13日までに、県に約2億円の損害賠償を求める訴えを那覇地裁に起こした。
 訴状によると、男性は1996年5月から臨床研修医として同病院で勤務を始め、2000年5月からは嘱託医として働いていたが、01年1月、友人宅で心肺停止状態で死亡しているのが見つかった。
 県の規定では、嘱託医の勤務は月20日以内と定められているが、男性は嘱託医になってからの約8カ月間、6カ月は1日も休まず勤務し、1カ月の実働時間が最も少ない月で287時間、最も多い月には410時間に達していた。地方公務員災害補償基金は03年5月、男性の死亡を公務上の災害と認定した。
 両親側は、県は適切な労働条件を確保せず、安全配慮義務に違反していると主張。県は「対応を関係部署と検討中」としている。

4月13日

 
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