コンビニ配送で過労死 長野の43歳、残業100時間超

[行政]

コンビニに商品を配送する途中に死亡した長野市の男性運転手(43)について、長野労働基準監督署が直前に月100時間超の残業があったとして、労災認定したことが31日分かった。認定は24日付。

遺族側の弁護士によると、男性は昨年3月、信濃陸送(長野県千曲市)に入社。今年1月6日に同県上田市のコンビニ駐車場で倒れ死亡した。死因は急性大動脈解離だった。

長野市内の入荷センターとコンビニの間を2往復して十数店舗を回る過密日程で、死亡前の半年で残業は月96~135時間に及んだ。多くの月で残業を104時間と定めた労使協定に反し、未払いの残業代は200万円近くに上った。

コンビニ配送は時間厳守のため、規定の時刻より早く出発するなどして食事もままならず、帰宅が午前3時になることもしばしばあったという。

政府が策定した働き方改革実行計画で、運送業は残業規制が5年間猶予されることになっている。遺族側の川人博弁護士は厚生労働省で記者会見し、「政府が運転手の過労死を放置、助長するもので、一日も早い改善を求める」と述べた。

信濃陸送は取材に、「真摯に受け止め、二度と過労死が出ないよう改善に取り組んでいる」とした。

(時事通信)
2017年8月31日