違法残業疑い、HISを書類送検 営業幹部2人も/東京労働局

[行政]

旅行大手エイチ・アイ・エスが従業員2人に違法な残業をさせていたとして、東京労働局は14日、労働基準法違反容疑で営業担当の男性幹部2人と、法人としての同社を東京地検に書類送検した。

送検容疑は2015年6~9月、新宿区にある関東法人団体専門店事業部と渋谷区の関東販売事業部の女性従業員2人に対し、労使協定で定めた上限を超えて違法な長時間労働をさせた疑い。

東京労働局によると、当時は夏の旅行を扱う繁忙期で、2人の残業は最大で月約100~110時間に及んだ。

HISは10~15年、各地の労働基準監督署から是正勧告を約10回受けており、東京労働局は「違法な長時間労働を許す社風があった」として捜査を開始。過重労働撲滅特別対策班(通称かとく)が昨年7月に強制捜査し、沢田秀雄会長兼社長らからも事情を聴くなど勤務実態を調べていた。

HISの話 現状では労務管理上の違法状態は解消している。厳粛に受け止め、こうした事態が二度と生じないよう労働環境の改善に取り組む。

(時事通信)
2017年6月14日