死亡の工員労災認定 パナソニック工場勤務/福井労基署

[行政]

福井市にあるパナソニック森田工場で勤務していた男性=当時(46)=がくも膜下出血で死亡したのは長時間労働が原因だったとして、福井労働基準監督署が労災認定していたことが9日、分かった。遺族の代理人弁護士らが同日、記者会見し明らかにした。認定は1月31日付。

代理人らによると、死亡したのは福井市の上田浩志さん。2次下請け会社の「アイエヌジー」(福井県あわら市)と有期契約し、森田工場で電子部品のトリミング作業の夜勤に従事していた。2015年10月20日の夜勤明けに、帰宅しようと自動車に乗ったところで体調不良を訴え、病院に搬送されたが同日午後に死亡した。

上田さんの労働時間は雇用契約上、午後11時~翌日午前7時15分だったが、早出するよう求められ、同年3月ごろから火~金曜日は午後7時に出勤していた。タイムカードの記録では、直前1カ月の時間外労働は約81時間だった。

代理人弁護士は「パナソニックは大企業として、請け負い会社の社員にも長時間労働をなくすようなチェックをするべきだ」と語った。

(時事通信)
2017年2月9日