タイトル:平成11年3月高校・中学新卒者の就職内定状況等 (平成11年3月末現在)について 発 表:平成11年5月12日(水) 担 当:労働省職業安定局業務調整課 電 話 03-3593-1211(内線5775) 03-3502-6774(夜間直通)
労働省では、平成11年3月末現在における今春の高校・中学新卒者の就職 内定状況等を取りまとめた。 その概要は次のとおりである。 〔高校新卒者〕(第1表)……求人倍率、就職内定率は前年同期より低下 @ 求人数は35万9千人で前年同期に比べ30.7%減少。 A 求職者数は23万5千人で前年同期に比べ14.8%減少。 B 求人倍率は1.52倍となり、前年同期を0.36ポイント下回る。 C 就職内定者数は22万人であり、就職内定率は93.6%で、前年 同期を2.6ポイント下回る。就職内定率を男女別に見ると、男子は 95.4%(前年同期を1.9ポイント下回る)、女子は91.6% (前年同期を3.5ポイント下回る)。 〔中学新卒者〕(第2表)……求人倍率、就職内定率は前年同期より低下 @ 求人数は1万人で、前年同期に比べ34.4%減少。 A 求職者数は8千人で、前年同期に比べ17.6%減少。 B 求人倍率は1.33倍となり、前年同期を0.34ポイント下回る。 C 就職内定者数は6千人であり、就職内定率は79.9%で、前年同 期を6.9ポイント下回る。就職内定率を男女別に見ると、男子は 80.9%(前年同期を6.6ポイント下回る)、女子は77.8% (前年同期を7.6ポイント下回る)。 【高校・中学未就職卒業者に対する就職支援】 就職決定に至らず卒業した後も、就職を希望し求職活動を継続する方に対し、 引き続き新卒者としての就職支援を行っており、学校とも連携しながら希望に 係るきめ細かな職業相談、個別の求人開拓、採用選考機会の確保等、早期の就 職決定を図っているところである。 ※ なお、先日文部省が発表した高校卒業者の就職状況の調査は、縁故就職や 公務員志望の生徒を含めた状況であり、本調査は学校・公共職業安定所の紹 介を希望する生徒についての状況である。 (参考) 平成11年3月高校・中学新卒者の選考・内定開始期日は、文部・労働両省 により、次のように定められている。 ・高 校 平成10年9月16日以降 ・中学校 平成11年1月1日以降 (指定積雪地にあっては平成10年12月1日以降)
(第3表)高校・中学新卒者の求人・求職・就職内定等状況の推移
(第4表)高校新卒者の就職内定率の推移