タイトル:平成11年3月高校・中学新卒者の求人・求職状況
(平成10年7月末現在)について
発 表:平成10年9月16日
担 当:職業安定局業務調整課
電 話 03-3593-1211(内線5775)
03-3502-6774(夜間直通)
労働省では、平成10年7月末現在における来春の高校・中学新卒者の求人・
求職状況を取りまとめた。その概要は次のとおりである。
〔高校新卒者〕(第1表)……求人数・求人倍率は前年同期より低下。
@ 求人数は27万8千人で前年同期に比べ33.0%減少。
A 求職者数は28万3千人で前年同期に比べ7.6%減少。
B 求人倍率は0.98倍となり、前年同期を0.37ポイント下回る。
〔中学新卒者〕(第2表)……求人数・求人倍率は前年同期より低下。
@ 求人数は4千人で前年同期に比べ41.4%減少。
A 求職者数は8千人で前年同期に比べ3.0%減少。
B 求人倍率は0.49倍となり、前年同期を0.32ポイント下回る。
〔求人倍率の推移・各年7月末及び最終の状況〕(第3表)
7月末現在の高校新卒者の求人倍率は3年ぶりに前年同期比低下に転じ、昭和
60年代の円高等による不況時と同程度の低水準となっている。また、中学新卒
者の求人倍率は7年連続の低下となっている。
労働省では、このような厳しい高校・中学新卒者の求人・求職状況に対応して、
各ハローワークにおいて積極的に求人開拓を実施するなど、教育機関とも密接に
連携しながら、引き続きより多くの求人を確保するため全力を挙げているところ
である。採用選考開始後は、状況を絶えず把握しつつ、求人一覧表の作成・提供、
合同就職面接会の開催等の援助をきめ細かく行うこととしている。
なお、平成11年3月高校・中学新卒者の採用選考・内定開始期日は、文部・
労働両省において次のとおり定められている。
・高 校 平成10年9月16日以降
・中学校 平成11年1月1日以降
(積雪指定地域においては、平成10年12月1日以降)
今後は、隔月毎に求人・求職・就職内定状況をとりまとめる予定である。
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