タイトル:平成15年3月高校・中学新卒者の就職内定状況等

     (平成14年9月末現在)について



発  表:平成14年11月14日(木)

担  当:厚生労働省職業安定局業務指導課

                  電 話 03-5253-1111(内線5375,5691)

                      03-3502-6774(夜間直通)



 厚生労働省では、平成14年9月末現在における来春の高校・中学新卒者の就職内

定状況等を取りまとめた。

 その概要は次のとおりである。

  

〔高校新卒者〕(第1表)



  (1) 求人数は15万人で、前年同期に比べ18.9%減少。



  (2) 求職者数は20万8千人で、前年同期に比べ6.6%減少。



  (3) 求人倍率は0.72倍で、前年同期を0.11ポイント下回る。



  (4) 就職内定者数は7万人(前年同期比15.7%減)であり、就職内定率は

    33.4%で、前年同期を3.6ポイント下回る。就職内定率を男女別に見

    ると、男子は36.4%(前年同期を4.3ポイント下回る)、女子は

    30.1%(前年同期を2.9ポイント下回る)。



〔中学新卒者〕(第2表)



  (1) 求人数は1千5百人で、前年同期に比べ24.4%減少。



  (2) 求職者数は6千1百人で、前年同期に比べ10.6%減少。



  (3) 求人倍率は0.24倍で、前年同期を0.05ポイント下回る。





 なお、以上の状況を受け、厚生労働省では、以下のように就職支援を行うこととし

ている。



【高校新卒者の就職支援対策について】



 1.厚生労働大臣・文部科学大臣による採用枠拡大の要請



   主要経済団体の長に対し、新卒者及び未就職卒業者の採用枠の拡大について、

  厚生労働大臣及び文部科学大臣から要請する。(11月19日予定)



 2.「新規高卒者就職支援総合プログラム」の実施

  

   厳しい求人・求職状況を踏まえて9月から「新規高卒者就職支援総合プログラ

  ム」により、新卒者の就職支援を集中的に実施している。(別添1)



   ○ 求人開拓については、全都道府県で訪問又は文書により、経済団体・事業

    所に対し求人要請を実施したほか、ハローワークにおける積極的な求人開拓

    により求人数は7月末から3万5千人増加(7月末から9月末までの求人数

    の伸びは平成元年以降最大)

  

   ○ 就職面接会等は、既に26都道県58会場で開催。今後、28道府県54

    会場で開催(別添2)





 また、高等学校就職問題検討会議(厚生労働省、文部科学省、主要経済団体、全国

高等学校長協会)を開催(10月23日)、新規高卒者の就職の現状と今後の対応に

つき協議を行った。



  

  第3表 高校新卒者の都道府県別求人・求職・就職内定状況



  第4表 高校・中学新卒者の求人・求職・就職内定状況の推移



  第5表 高校新卒者の求人・求職・就職内定率の推移



  第6表 高校新卒者の就職内定率の推移





(参考)



  平成15年3月高校・中学新卒者の採用選考・内定開始期日は、文部科学・厚生

 労働両省において次のとおり定められている。



  ・高校 平成14年9月16日以降



  ・中学校 平成15年1月1日以降

       (積雪指定地域においては、平成14年12月1日以降)

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