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今後の社会保障改革の方向性に関する意見(概要)
−21世紀型の社会保障の実現に向けて−
社会保障の給付と負担
マクロベースで見た給付と負担
○ 我が国の社会保障は、全体として、欧米諸国と比較しても遜色ない水準を実現。
○ 一方、欧州諸国と比較して「高齢」関係給付の比重が高く、「児童・家族」関
係給付の割合が低い。
○ 社会保障負担をマクロベースでみると、現在の水準は、欧州諸国と比較して相
対的に低く、将来においても、イギリス、アメリカよりは高く、その他の欧州諸
国の水準よりは低い。
ライフコース・家計から見た給付と負担
○ ライフコースでみると、給付面では高齢期に手厚く、負担面では公的負担に加
え、子育てや教育に費用がかかる現役期に重い。
○ 家計(勤労者世帯)に占める社会保険料・税の負担は現在2割弱。今後、高齢
化の進展等に伴い増大し、3割弱となる。
○ この場合、家計の状況は、世帯主の年齢や働き手の数などにより、その厳しさ
に差異が生じる。
○ 今後の家計を取り巻く環境の変化を踏まえ、生涯の特定の時期に過重な負担と
ならないよう、働き方の見直しや教育・住宅施策との相互連関を踏まえた対応が
必要。
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