(別添) 平成10年度最低賃金周知旬間実施要綱 1 趣旨・目的 我が国の最低賃金制度は、社会経済情勢の変化に即しつつ推進が図られてきた。 そして、今日では、各都道府県ごとにすべての労働者を適用対象とする地域別最低 賃金と、特定の産業の基幹的労働者を適用対象とする産業別最低賃金を決定するこ とにより、労働者の労働条件の改善に重要な役割を果たしている。 しかしながら、最低賃金額は賃金や物価等の動向に応じてほぼ毎年改定されてい ることから、適用される最低賃金額を知らない事業主が少なからず存在するなど、 最低賃金の履行状況については、今なお十分とは言い難い実情にある。 このため本年度は、 「チェックよし 今年もクリアー 最低賃金」 をキャッチフレーズとして最低賃金周知旬間を展開し、主として本年度改定後の地 域別最低賃金額及び産業別最低賃金額を周知するとともに、最低賃金制度に対する 関係者の理解を深め、その遵法意識の向上を図ることとする。 2 キャッチフレーズ チェックよし 今年もクリアー 最低賃金 3 期 間 11月21日から11月30日まで 4 主 唱 労働省 5 協力を依頼する機関、団体 国の関係行政機関、地方公共団体、労働団体、使用者団体等 6 実施事項 (1) 労働省の行う事項 @ 関係行政機関等に対する周知・広報依頼 A ポスター、リーフレット等の配布及び広く一般に対する各種広報活動 B 使用者(団体)に対する集団指導 (2) 使用者の行う事項 @ 適用される最低賃金額の確認と遵守 A 最低賃金の概要の掲示等による労働者への周知 (3) 労働者の行う事項 適用される最低賃金額の確認