資料シリーズ No.37
OECD 国際成人技能調査(PIAAC)に関する報告

平成 20 年 4月 25日

概要

技術進歩のスピードの早まっている昨今、初期教育の場でいったん身につけた知識や技能の陳腐化が進みやすいことから、常に最新情報を学習し、生涯にわたる継続的な学習態度を持つことが重要だとされています。

そのような背景のもとで、経済協力開発機構(OECD)は成人のコンピテンシーを測定する大規模な国際調査である「国際成人技能調査(PIAAC: Programme for the International Assessment of Adult Competencies)」を企画しました。

読み・書き・計算といった従来のリテラシー概念に配慮しつつ、現代の情報化時代に求められる成人のコンピテンシーをICT(情報通信技術)を使って直接測定し、同時に、職場で必要とされるスキル、個人の背景情報も合わせて調査し、5年に1回ずつ合計3回実施するという、内容の充実した調査計画となっています。また、成人のコンピテンシー測定に関する研究的関心にこたえるだけでなく、調査に参加する各国の政策的関心にも対応するため、調査結果と政策との関連性にも配慮されています。

日本政府もOECD加盟国の一つとして会議に参加し、調査の枠組みや、政策との関連で優先的に調査すべき項目などの議論に参画し、数々の検討と議論を重ねてきました。

本書は、その過程でOECD事務局から提示される資料をもとに取りまとめたものです。

執筆者

深町 珠由
労働政策研究・研修機構 キャリアガイダンス部門 研究員
中島 由佳
労働政策研究・研修機構 キャリアガイダンス部門 臨時研究協力員

本文

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