資料シリーズ No.36
非正社員の雇用管理と人材育成に関する予備的研究
概要
所得を得る機会としてだけではなく、キャリアや職業能力形成が可能となる勤労生活を、現在においてもかつ将来的にも確保・実現するためには、能力開発を行うことが不可欠です。しかしながら、雇用形態の多様化が進展するなかで、非正社員及び外部労働者は、正社員に比べ、能力開発機会に差があるのが現状です。このままでは、非正社員として働く人たちの職業能力の蓄積やキャリア形成に支障が生じるだけではなく、さらには、将来的に、我が国における技能の継承や企業の生産性に悪影響を及ぼすおそれも指摘されています。
そこで、当機構では、直接雇用の非正社員を主たる研究対象とした「非正規労働者の態様に応じた能力開発施策に関する調査研究」を3年計画で実施することとしました。研究初年度となる今年度の研究成果を取りまとめたのが本資料シリーズです。『能力開発基本調査』の個票データの特別集計を行い、非正社員が能力開発にあたって抱える課題を属性別により詳細に把握した結果を報告するとともに、企業・事業所、労働組合に実施したヒアリング調査の結果として、非正社員の育成や活用の事例を紹介しています。
本文
- 資料シリーズNo.36 全文(PDF:1.5MB)
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- 表紙・まえがき・執筆担当者・目次(PDF:693KB)
- 第Ⅰ部:序論(PDF:481KB)
- 第Ⅱ部:能力開発基本調査の再分析(PDF:783KB)
- 第Ⅲ部:ヒアリング調査(PDF:866KB)
- 第Ⅳ部:資料編 (PDF:991KB)
執筆者
- 佐藤 博樹
- 東京大学 社会科学研究所 教授,労働政策研究・研修機構 特別研究員
- 原 ひろみ
- 労働政策研究・研修機構 研究員
- 黒澤 昌子
- 政策研究大学院大学 教授
- 佐野 嘉秀
- 東京大学 社会科学研究所 客員准教授
- 山本 雄三
- 労働政策研究・研修機構 臨時研究協力員
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