労働政策研究報告書No.6
移行の危機にある若者の実像
―無業・フリーターの若者へのインタビュー調査(中間報告)―

掲載日:平成 16 年 6 月 8 日

概要

本研究は、当機構に設けている「若年政策比較研究会」の行った成果の一つで、失業・無業やフリーターなど、学校から職ニへの移行プロセスで困難な状況に直面する若者の実態をインタビュー調査によって明らかにしようとしたものです。

職業への移行の問題点を労働市場、学校教育、家庭、社会関係の4つの面から分析し、移行が困難な若者には、「刹那を生きる」、「つながりを失う」、「立ちすくむ」、「自信を失う」、「機会を待つ」という5つのパターンがあることを引き出しました。

若年者の就業支援策として、(1) 地域主導のワンストップ、またはネットワーク型システムにより、多様なニーズに合わせた幅広い就業支援サービスを提供できる体制づくり、(2) 学校教育の充実と同時に学校以外の社会的装置による補完的支援の提供、(3) 高等教育でのキャリア教育と職業的な専門教育の展開、が必要だと指摘しています。

本文

研究期間

平成 15年度

執筆担当者

小杉 礼子
(労働政策研究・研修機構 副統括研究員)
堀 有喜衣
(労働政策研究・研修機構 研究員)
長須 正明
(川崎市立看護短期大学教授)
宮本 みち子
(千葉大学教授)
沖田 敏恵
(同志社大学非常勤講師)

その他の研究参加者

Hugh Whittakar
(同志社大学教授)

お問合せ先

内容について
研究調整部 研究調整課 お問合せフォーム新しいウィンドウ
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