第2期プロジェクト研究シリーズNo.4 日本の雇用終了─労働局あっせん事例から
概要
1990年代から個別労働紛争処理システムの構築が大きな政策課題となり、2001年10月から個別労働関係紛争解決法が施行されました。現在、全国の労働局で行われている、個別労働紛争に関する相談、助言指導およびあっせんの件数は極めて多数に上っています。本書では、こうした事案の3分の2を占める雇用終了事案と、それ以外でも雇用終了にかかわる多くの事案についてその内容を詳しく紹介分析することで、今日の日本の労働社会において日常的に発生している雇用終了という現象を、ありのままに認識し、職場のありようを考えます。
目次
- はじめに・目次(PDF:944KB)
- 第1章 個別労働関係紛争の概観
- 第2章 雇用終了理由類型ごとの内容分析
- 第3章 横断的観点からの分析
- 第4章 日本の職場の「フォーク・レイバー・ロー」
- 第5章 政策的含意
- 索引・執筆者略歴
2012年3月30日発行
A5判 359頁 522グラム
ISBN978-4-538-50004-1
定価:2,750円
(本体価格2,500円)
販売終了
全面改定版『日本の雇用紛争』を新たに刊行しましたので、こちらをお求めください。
執筆者
- 濱口桂一郎
- 労働政策研究・研修機構統括研究員
※所属や肩書は2012年3月31日時点のものです。
お問合せ先
- 購入について
- 研究調整部 成果普及課 Tel: 03-5903-6263