第2期プロジェクト研究シリーズNo.3 非正規就業の実態とその政策課題
─非正規雇用とキャリア形成、均衡・均等処遇を中心に
概要
非正規化の割合が3分の1を超えた今も、非正規化は進展しています。そうした中で、例えば製造業務の派遣労働の解禁(2004年)や均等・均衡処遇等を盛り込んだパートタイム労働法の改正施行(2008年)など、非正規という働き方自体が姿を変えているのが現状です。また働く人の意識にも変化が現れています。本書では、こうした非正規雇用をめぐる最新の動きをフォローすることで、あらためて非正規雇用という働き方を考えます。
目次
- まえがき・目次(PDF:858KB)
- 序章 非正規雇用の現段階と本書のねらい
- 第1章 金融危機前後における非正規雇用の動向と課題
- 第2章 非正社員の能力開発の役割
- 第3章 派遣労働者のキャリア―能力開発・賃金・正社員転換の実態―
- 第4章 契約社員の働き方と意識
- 第5章 改正パートタイム労働法以後の短時間労働者の雇用管理の現状と課題
- 第6章 正社員転換とその後の課題
- 第7章 非正規雇用者からみた妥当な賃金格差とは何か
- 第8章 欧米主要国における非正規雇用の現状と課題
- 第9章 エピローグ:政策インプリケーション―「多様就業社会」の実現に向けた政策課題―
- 索引・執筆者略歴
2012年3月30日発行
A5判 386頁 555グラム
ISBN978-4-538-50003-4
定価:2,750円
(本体価格2,500円)
品切れ(再販予定なし)
執筆者
- 浅尾 裕
- 労働政策研究・研修機構労働政策研究所所長
- 原ひろみ
- 労働政策研究・研修機構副主任研究員
- 小野晶子
- 労働政策研究・研修機構副主任研究員
- 高橋康二
- 労働政策研究・研修機構研究員
- 渡辺木綿子
- 労働政策研究・研修機構主任調査員補佐
- 李 青雅
- 労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー
- 天瀬光二
- 労働政策研究・研修機構主任調査員
※所属や肩書は2012年3月31日時点のものです。
お問合せ先
- 購入について
- 研究調整部 成果普及課 Tel: 03-5903-6263